フォトレポート:スト6の国内リーグ・SFLグランドファイナルーー優勝はG8Sに!

フォトレポート:スト6の国内リーグ・SFLグランドファイナルーー優勝はG8Sに!
SFLグランドファイナルを制したGood 8 Squad(G8S)

2024年2月11日にパシフィコ横浜にて、『ストリートファイター6(スト6)』の国内リーグである「ストリートファイターリーグ:Pro-JP(SFL)」のグランドファイナルが行われました。初めての2DIVISION制で、それぞれのDIVISIONの優勝チームが日本一を争う頂上決戦です。DIVISION SはG8Sが、DIVISION FはYogibo REJECT(RC)が各DIVISIONで優勝し、このグランドファイナルの地に降り立ちました。激戦のグランドファイナルを制したのはG8S。日本一の称号を得ると共に、CAPCOM CUP11で行われるSFLワールドチャンピオンシップへの出場権を獲得しました。
今回は、eスポーツで活躍するフォトグラファーである志田彩香によるフォトレポートの形でお届けします。会場に訪れることができなかった人も、写真を観て会場の雰囲気を味わってください。

まずは開会前の会場の様子

グランドファイナルは10時開場、12時開演でしたが、かなり早くから列をなしていました。S・A・Bの席分けはされていましたが、各ランクは自由席となっていたので、早く入場した人はより良い席で観られました。また、各チームのブースも用意されており、開演までの時間も有意義に過ごすことができました。

会場入りするネモ選手に遭遇
開場前の会場は閑散としています。しかし、各チームは準備で忙しくしており、会場外では来場者が開場を待ちわびていました
ご存じ石井プロ(写真左)とakikiさん(写真右)

オープニングセレモニーで選手も観客も気分が高揚

11時からはハメコ。さん、アールさん、ふり~ださん、NOモーション。のお二人によるオープニングイベントを開催。本節の試合前に行われていた「ハメコ。’sチョイス」の「グランドファイナル特別編」が行われました。グランドファイナルに進出する2チームを深掘りし、見どころを再確認します。
12時の開演では、それぞれのチームの選手が観客席中央の花道を通って、ステージに向かいます。観客席のすぐ脇を選手が通る演出に、観客のボルテージも上がります。

左からMCのふり~ださん、実況のアールさん、解説のハメコ。さん、サポーターのNOモーション。のおふたり
選手入場は会場中央に設けられた花道を選手がひとりずつ登場します
まずはG8Sから入場。トップバッターはYHC-餅選手
ぷげら選手
カワノ選手
ガチくん選手
RCの一番手はLeShar選手
鶏めし選手
あきら選手
ときど選手

いよいよ試合開始!

試合は本節やプレイオフと同様にホーム&アウェイ方式で行われます。アウェイ側が先鋒・中堅・大将の3選手のオーダーを提出し、ホーム側がその都度、オーダーを発表します。今回は本節でのポイントが高かったRCがホームスタートとなりました。
2巡目中堅までは先鋒・中堅が不利と言われるアウェイ側が勝利、大将で取り返す形を繰り返します。1巡目の大将戦はぷげら選手が対LeShar選手用の隠し球、DeeJayを出してきますが実らず。2巡目はカワノ選手が大将の椅子に座り、LeShar選手を迎え撃ちます。フルセットフルラウンドまでもつれ込む激戦の中、LeShar選手が勝ち確と言えるコンボをミスしてしまい、逆転負けとなりました。

LeShar選手と情報を確認するときど選手
いつも以上に実況に熱が入るアールさん
チームメイトを見守るYHC-餅選手
出場機会はありませんでしたが、選手を鼓舞し、力を与えていた鶏めし選手
ぷげら選手と握手を交わすあきら選手
今シーズンはSFLで一度も出さなかったDeeJayを出してくる奇策を仕掛けたぷげら選手
仲間の活躍に喜ぶガチくん選手
チームメイトの様子から自分の戦い振りを確認するときど選手
SFL本節ではLeShar選手にアドバイスを貰うことが多かったあきら選手でしたが、グランドファイナルでは、LeShar選手に励ましとも言えるアドバイスを送っていました
今大会のターニングポイントと言える二巡目の大将戦、LeShar選手対カワノ選手
コンボミスで勝ちを逃し、頭を抱えるLeShar選手。それに対して勝ちを拾った形のカワノ選手は大歓喜

インターバルで各ブースへ

巡目が交代するタイミングでインターバルが入ります。インターバル中は休憩を取る人や各チームブース、企業ブースに訪れ、選手と触れあったり、グッズを購入したりと試合中以上に忙しい時間を過ごしていました。

昨年まで同じチームだったえいた選手とどぐら選手
実況席に訪れ、サムライエナジーをアピールする芦澤佳純さん
自ら応援タオルを掲げるGO1選手
広島TEAM iXAブースでは選手と対戦をすることもできました
FUKUSHIMA IBUSHIGINブースも選手と対戦が可能に。ササモ選手は残念ながら病欠
名古屋NTPOJAは全員で写真撮影に対応していました
DFMのブースは4選手に加え、ストリーマーのなるおさんも来ています

試合は佳境に

三巡目も先鋒・中堅はアウェイ側が勝利。そして、再び対峙したカワノ選手とLeShar選手の大将戦もカワノ選手の活躍により勝利をあげます。これでG8Sがアウェイながら40ポイントを稼ぎ、ついに80-40と、優勝に王手を掛けます。かたやRCは残りの試合すべてに勝たないと逆転ができないという、窮地に追い込まれました。
最後は先鋒で登場したあきら選手がぷげら選手に敗北し、G8Sが日本一の栄冠に輝きました。

試合が決まったり、グッドプレイが出る度に、スティックバルーンと声援で会場はどよめきます

試合は四巡目に。ポイントは80-40でG8Sは優勝に王手

苦境に立たされたRCはなんとか打開策を見いだすために話合います
以前逆転で優勝を逃したことがあるG8Sも気を引き締めます

激闘を物語るRCの涙

試合が決した瞬間、その場にうなだれるあきら選手。本節のような活躍ができず落ち込むLeShar選手。ダルシム同士がお互いに牽制しあい、チームメイトにすべてを託した鶏めし選手。リーダーとしてチームを牽引し、気丈に振る舞いつつも最後に感情が爆発してしまったときど選手。この半年を今日の為に頑張ってきただけに、感情を抑えきれませんでした。

準優勝の表彰を受けるRC。しかし、そこには悔しさしかありません
気丈に振る舞っていたときど選手でしたが、最後のコメントで感極まって声が出ませんでした

優勝はG8S!

絶対的エースであるLeShar選手を率いるRCの強さの前にG8Sはどのように戦うかが見どころのひとつでしたが、全員で倒しに行くLeShar選手包囲網を発動し、見事に勝利を掴みました。常勝集団とみられるG8Sですが、グランドファイナルでの逆転負け、シーズン途中での脱落などをいくつもの苦い経験をし、ふたたび王者に返り咲きました。

カプコンの辻本社長からトロフィーを手渡されるガチくん選手
唯一決まっていなかった個人賞の年間MVPはカワノ選手に決定しました
試合終了後にお互いの健闘を称える鶏めし選手とYHC-餅選手。どちらも同じダルシム使いで、ダルシムがこの場面で出しにくいことを熟知し、出場できなかったことをふたり以上に分かち合える人はいないでしょう
お互いに力を出し切った2チームは、試合後すぐに交流しあっていました

さらば忍ism Gaming

表彰式のあとには、今シーズンでeスポーツチームの活動を終了する忍ism Gamingの百地祐輔氏が登壇しました。百地祐輔氏はももち選手として選手活動をする傍ら、チームオーナーとして忍ism Gamingを設立。SFLでは企業チーム制になってから参加しており、『ストリートファイター』シリーズ並びにその競技シーンを支えてきた功労者です。今後は新たにSFLに参加するZETA DIVISIONに業務を継承していく予定です。eスポーツイベントの運営などを行う忍ismは継続されていきます。

今シーズン限りでゲーミングチーム忍ism Gamingの活動停止を決めたももち選手こと百地祐輔さん。SFLへの貢献を認められ、最後にスーツ姿で登壇しました
おそらくチーム4人とチョコブランカさんが忍ism Gamingとして揃う最後の機会

『スト6』のオフラインイベントは数多く開催されており、訪れた人も多いと思います。多くのイベントの中でも、競技シーンのトップとして君臨するSFLはその熱量、プレイヤーの技術、そして選手にのしかかるプレッシャーが桁外れです。会場に来て、戦いの様子を目の当たりにすれば、それらが体感できることでしょう。その雰囲気の一端をフォトレポートで感じて貰えれば幸いです。そして、次は会場に行ってみようと思っていただければ、さらに僥倖です。

eスポーツを精力的に取材するフリーライター。イベント取材を始め、法律問題、eスポーツマーケットなど、様々な切り口でeスポーツを取り上げる。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社刊)。@digiyas

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