フォトレポート:EVO Japan 2025 ストリートファイター6部門

2025年5月9~11日に、東京ビッグサイトにて対戦格闘ゲームの祭典「EVO Japan 2025(EVOJ)」が開催されました。『ストリートファイター6(スト6)』『鉄拳8』『THE KING OF FIGHTERS XV(KOFXV)』『ギルティギアーストライヴー』『グランブルーファンタジーヴァーサス ーライジングー』の5タイトルが1on1で、『バーチャファイター5 R.E.V.O.(VF5REVO)』と『ストリートファイターIII 3rd Strike(ストIII 3rd)』の2タイトルが5on5でメインタイトルとして行われました。今大会もeスポーツフォトグラファーの志田彩香さんによる撮影で、『スト6』を中心にフォトレポートをお届けします。配信では見られない、選手の表情や体感の雰囲気を感じとっていただければ。

すべての人が平等に参加したオープントーナメントの予選プール

EVOJの『スト6』部門は6600名を超える参加者が集まりました。Day1では8つの時間に分け、時間ごとに100個以上のミニトーナメント(プール)で対戦します。ひとつのプールには14人程度エントリーしており、ウイナーズ抜けひとり、ルーザーズ抜けふたりの計3人がDay2へ進めます。強豪選手が固まらないように基本的にはプロ選手やハイアマチュアはひとつのプールにひとりの振り分けにされていますが、それ以外は基本的にすべてのプレイヤーはDay1のプールから参加し、勝ち抜いて行かなくてはなりません。そこにはプロゲーマーもストリーマーも芸能人も一般人もなく、ただ、対戦をするのみです。

プロ選手もDay1から戦います
コスプレイヤーさんとSHAKAさんとどぐら選手
元Team 広島 iXAのひかる選手とひびき選手
Lexx選手とPunk選手
松本Pと倉持由香さんと松本Pの部下の方
VARRELの練習生のYude選手
ササモ選手とその仲間
試合モードのマゴ選手
ふ~ど・倉持由香夫妻に挟まれて、何故かギャルピースをするジョニィ選手
全力で楽しみながら実況、解説をするアールさんとハメコ。さん

群雄割拠のDay2

Day2はDay1のプール抜けした選手が1日をかけてTOP8の8人まで絞り込みます。トーナメントが進むごとに対戦する相手は強豪選手だらけ。選手が戦う真剣な表情をご覧ください。

真剣なまなざしのネモ選手
他の選手の試合を見つめる翔選手
SFLではチームメイトとなったもけ選手とsako選手
マーダーフェイス炸裂のときど選手
勝利した方がDay3に進出するTOP16の戦い。あきら選手対板橋ザンギエフ選手

『スト6』以外の写真もちょっと掲載

『餓狼伝説 City of the Wild』のトーナメントで2位になり、サウジアラビアのEsports World Cupへの出場権を獲得したフェンリっち選手
『VF5REVO』のチーム「New Comer」。歌広場淳さん、ストリーマーのぼんじゅうるさん、板橋ザンギエフ選手、meirioさん、カマたくさんの5人が参加していました

MenaRD選手が史上初のEVOJ2連覇を達成!

Day3は『スト6』と『鉄拳8』がメインステージで決勝戦が、『VF5REVO』と『ストIII 3rd』がサブステージで決勝戦が行われました。Day1とDay2で対戦台が置かれていた場所の多くは観覧席になっており、完全に観戦モードになっています。
『スト6』ではウイナーズサイドに、りゅうきち選手、MenaRD選手、ももち選手、あきら選手が、ルーザーズサイドに、LeShar選手、こばやん選手、NL選手、ひぐち選手が進出しました。りゅうきち選手は昨年のEVOJでMenaRD選手にTOP8で負けており、1年越しのリベンジに燃えていました。そのMenaRD選手は昨年の優勝に引き続き、2年連続の優勝を目論みます。結果は、りゅうきち選手の2度の挑戦を撥ね除けたMenaRD選手が優勝を果たしました。

会場の半分は観覧席に。それでも多くの立ち見客もいました
ウイナーズサイドのももち選手
TOP8に残った8人の戦士がステージに上がります
ももち選手とりゅうきち選手の一戦
試合後に握手をするももち選手とりゅうきち選手
すでに風格漂うひぐち選手
勝利するたびに雄叫びをあげ、力を鼓舞するこばやん選手
試合後にハグをするあきら選手とこばやん選手
勝利に笑みがこぼれるりゅうきち選手
こばやん選手の分厚い背中
MenaRD選手はグランドファイナルに臨み、思考を張り巡らせます
りゅうきち選手は、雪辱を果たす相手を前に落ち着いていました
勝利に両手を挙げるMenaRD選手
TOP8が出揃っての表彰式です
最後はインタビューエリアで記念撮影です

(c)CAPCOM

eスポーツを精力的に取材するフリーライター。イベント取材を始め、法律問題、eスポーツマーケットなど、様々な切り口でeスポーツを取り上げる。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社刊)。@digiyas

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