2026年1月31日にパシフィコ横浜にて、『ストリートファイター6(スト6)』のプロリーグ戦「ストリートファイターリーグ:Pro-JP(SFL)」の国内最終戦であるグランドファイナルが行われました。


SFLはDivisionSとDivisionFのふたつのDivisionに分かれそれぞれ6チームがダブルラウンドロビン形式で行われるリーグ戦を行います。各Divisionの上位3チームがプレイオフに進出し、プレイオフを制したチームがグランドファイナルに進出します。グランドファイナルで勝利したチームはCAPCOM CUP12(CC12)で同時開催されるSFLワールドチャンピオンシップに出場することができ、SFL USとSFL EUの代表チームと世界一を争います。世界一の座を獲得すると、翌年のCCへの出場権を得ることができます。

2025シーズンのグランドファイナルは、DivisionSは本節3位からの下剋上を果たしたCrazy Raccoon(CR)、DivisionFは本節1位から順当に優勝したREJECT(RC)が進出しています。CRはグランドファイナル初出場で、RCは昨年グランドファイナルで敗退し、どちらも優勝すれば初優勝となります。

グランドファイナルは、本節と同様に先鋒・中堅・大将のチーム戦で行われます。先鋒・中堅は勝利すると10ポイント、大将戦は勝利すると20ポイントがチームに加算されます。本節の場合、20対20の同点で大将戦を終えた場合、延長戦に突入しますが、グランドファイナルでは次の巡目に移行します。本節では延長戦でそれまでに出場していなかった選手の出場が義務付けられていましたが、グランドファイナルでは2巡目終了時点でメンバー4人すべてが出場していなければならなりません。巡目が変わる毎にホームとアウェイが入れ替わり、アウェイ側は先に先鋒・中堅・大将の3人のオーダーをすべて発表し、ホーム側は対戦直前にひとりずつ発表することができます。グランドファイナルでは、本節での獲得ポイントが高いチームが1巡目ホームとなるので、RCがホーム、CRがアウェイスタートとなりました。









大会は3巡目で決着が付き、100対20でRCが優勝しました。
結果は以下の通りです。
1巡目
CR(アウェイ)―RC(ホーム)
- 先鋒:かずのこ(C.ヴァイパー) 0-2 ふ~ど(ED)
- 中堅:ボンちゃん(サガット)2-1 ウメハラ(豪鬼)
- 大将:Shuto(リュウ) 2-3 LeShar(ED)
獲得ポイント
CR 10-30 RC



2巡目
CR(ホーム)―RC(アウェイ)
- 先鋒:かずのこ(C.ヴァイパー) 1-2 LeShar(ED)
- 中堅:どぐら(エレナ) 2-1 ときど(JP)
- 大将:Shuto(リュウ) 1-3 ふ~ど(ED)
獲得ポイント
CR 20-60 RC



3巡目
CR(アウェイ)―RC(ホーム)
- 先鋒:ボンちゃん(サガット) 1-2 ウメハラ(豪鬼)
- 中堅:かずのこ(C.ヴァイパー) 0-2 ふ~ど(ED)
- 大将:Shuto(リュウ) 0-3 LeShar(ED)
獲得ポイント
CR 20-100 RC


RCが誇るED2枚看板を攻略しきれず、大将戦2戦を含む、4戦すべてでEDの勝利となったことが、これまで大きなポイント差となってしまいました。
SFLグランドファイナルはチーム日本一を決めるだけでなく、イベントとしても祭典としても楽しめる場所です。今年もさまざまな出店や催しがあり、来場客を楽しませていました。




まずはSFL参加チームによるブース展開です。今年はCRとFUKUSHIMA IBUSHIGINを除く10チームが参加。ほとんどのチームブースには参加選手がおり、物販とミート&グリートが行われていました。どのチームも人気でブースと離れた場所に待機列を作り、対応していたほどです。









次に協賛企業ブースです。もはや『スト6』のイベントではお馴染みの企業がブースを展開しています。ブースに訪れるとノベルティを貰うこともできました。また、カプコンブースでは『スト6』のYear 3の追加キャラクターであるアレックスの試遊台もありました。朝一に試遊整理券を配布していましたが、一瞬で無くなるほどの人気。実装は3月17日とまだ先のため、今後も調整されると思われますが、それでもいち早く触れてみたい人で溢れていました。











最後に表彰式で辻本春弘社長が登壇し、『スト6』の今後のロードマップについて言及していました。SFL2026の開催と参加チーム、2Division制の継続、出場年齢制限を18歳以上から15歳以上への引き下げ、SFLの新たなリージョンであるSFLASIAの発足、女性リーグの発足とそれに付随しての女性を中心とした公式大会の開催など、競技シーンの拡大が発表されました。選手やチームにとっては活躍の場が増え、ファンにとってはより楽しむ機会が増えるので、期待しかありません。

(c)CAPCOM
eスポーツを精力的に取材するフリーライター。イベント取材を始め、法律問題、eスポーツマーケットなど、様々な切り口でeスポーツを取り上げる。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社刊)。@digiyas