2020年6月2日(火)に正式リリースをして、今もなおeスポーツで絶大な人気を誇っている『VALORANT』。前回の記事では、初心者でも気軽に楽しめるおすすめのゲームモードを紹介した。今回はエージェントの特性を把握して、自分に合ったエージェントを見つけてみよう。
エージェントのアンロック方法
各エージェントの特性を紹介する前に、エージェントをアンロック(使用可能)にする方法を紹介していこう。主にエージェントをアンロックする方法は大きく分けて下記の4種類に分けられる。
基本トレーニングでアンロック
ゲームをはじめたばかりのプレーヤーは初回無料特典として、お好みのエージェントを最大2名までアンロックできる基本トレーニングに挑戦することができる。まずはこの基本トレーニングを進めて、使用できるエージェントを増やしていこう。
基本トレーニングは特定の条件を満たすことで達成できるミッションで、達成すると報酬がもらえるバトルパスのようなものだ。
ちなみにバトルパスとは、ゲームをプレーして得られる経験値によって報酬が得られるシステムの総称。『VALORANT』では、「アンレート」や「スイフトプレイ」といった各モードをプレーすることで、経験値を得ることができる。また、条件を満たすことでより多くの経験値が得られるミッションが定期的に発生するので、それらの条件を満たすようにプレーすると効率良く経験値を稼ぐことができるぞ。
ゲームを始めたばかりだと、基本トレーニングのミッションが発生している。まずは敵を10体倒す、武器を15回購入する、アビリティーを20回使用するといった条件を満たしミッションを達成していこう。
基本トレーニングで発生するミッションは「チームデスマッチ」で達成しやすい。「武器を購入する」はデスするごとに[Bキー]で違う武器を選択すれば簡単に達成できるぞ。
基本トレーニングを最後まで進行させれば、2名のエージェントを解放することができる。どのエージェントをアンロックするかは後述するエージェントのタイプを確認して、自分のプレースタイルに合ったものを選ぶのが得策。もちろん、ファーストインプレッションで選ぶのもアリだ。
キングダムクレジットでアンロック
キングダムクレジットはゲーム内のアイテムやエージェントを購入するための通貨で、デイリーミッションを達成したり、各ゲームモードをプレーしたりすると獲得することができる。
キングダムクレジットを効率良く稼ぐなら、デイリーミッションを達成するのが手っ取り早い。各モードをプレーしたり、ラウンドを勝利することで達成可能できるので、毎日プレーするのがおすすめだ。
キングダムクレジットは最大で10,000ポイントまでしかたまらない。獲得したポイントを無駄にしないためにも、キングダムクレジットがたまったら好きなエージェントを購入しよう。
ヴァロラントポイントでアンロック
ヴァロラントポイントは現金でチャージできるゲーム内通貨。1エージェントに付き1,000ヴァロラントポイントでアンロック可能なので、現金に余裕があればもっとも手っ取り早いアンロック方法といえる。
クレジットカードやPayPalなどさまざまな支払い方法でチャージできるヴァロラントポイント。一度に多くチャージすると、より多くのボーナスポイントがもらえる仕組みだ。
Xbox Game Passでアンロック
Xbox Game PassはMicrosoftが提供しているサブスクリプションサービスで、Riot アカウントと連携することで、サブスクリプション継続中は全エージェントがアンロックされる。
ほかにも、取得する経験値がブーストされたり『リーグ・オブ・レジェンド』のチャンピオンも全アンロックされたりと、Xbox Game Passの恩恵は大きい。もともとのサービスとしてPCやXbox Series X|Sなどで100種類以上のゲームを遊ぶこともできるので、いろいろなゲームを楽しみたい人はこちらのアンロック方法も検討しよう。
新しく追加されたエージェントについて 『VALORANT』ではアップデートのタイミングで新しいエージェントが配信されることがある。新エージェントが配信された直後は、エージェント採用イベントという特別なイベントが期間限定で発生し、200,000経験値をためることでそのエージェントがアンロックされる。 エージェント採用イベント終了後は、通常通りキングダムクレジットでもアンロックできるようになるが、エージェント採用イベントは経験値でアンロックできる貴重なチャンス。新エージェントが追加されたら、進んでデイリーミッションやウィークリーミッションで経験値を稼いで、エージェント採用イベントを達成しよう。 |
おすすめエージェントタイプは? 自分好みのスタイルを見つけよう!
ということで前置きが長くなってしまったが、ここからが本題。『VALORANT』をはじめたばかりだと、どのエージェントを使えばいいのか悩んでしまう人も多いはず。『VALORANT』では、エージェントによって個性豊かなアビリティーが使用可能で、エージェントによって戦い方が大きく異なる。自分のプレースタイルに合ったエージェントを見つけることで、より『VALORANT』を楽しむことができるぞ。
今回は各エージェントを大きく4つのタイプ別に分けて紹介していこう。なお、今回紹介しているエージェントは2024年4月20日(土)現在まで公開されているエージェントのみとなっている。
【デュエリスト】フィジカルで前線を打開するエージェント
目の前の敵をキルすることに特化したエージェント。素早い動きで敵を翻弄(ほんろう)したり、目くらましで視界を遮ったりすることができるのが特徴。別のタイトルでFPSを経験していてフィジカルが強いプレーヤーや、自分から率先して前に出て撃ち合うことが得意なプレーヤーにおすすめだ。
【イニシエーター】撃ち合いをサポートするサブデュエリスト
イニシエーターは相手の視界を奪う、いわゆるフラッシュ系のアビリティーを得意とするエージェント。また離れた位置から索敵できるのも強みだ。特にデュエリストの撃ち合いを助けたり、進軍前の索敵をすることを得意としている。また、自分自身が前に出てデュエリストのように戦うこともできるのも強み。味方と足並みをそろえるのが得意なプレーヤーや、撃ち合いも得意だけど味方もサポートしたいといった器用なプレーヤーにもおすすめ。
一方でフラッシュ系のアビリティーは味方にも影響してしまうので、使う場面を見極めたい。
【コントローラー】味方の進軍を手助けする縁の下の力持ち
主に視界を遮るアビリティーを得意とするエージェント。スモーク役ともいわれるエージェントで、戦場の斜線を管理することができるのが強みだ。マップを俯瞰で見ることができるプレーヤーや、味方の進軍を手助けしたいプレーヤーにおすすめだ。
【センチネル】エリアを俯瞰で管理できる情報戦のスペシャリスト
センチネルはトラップ系のアビリティーを得意とするエージェント。敵の進軍をいち早く察知したり、阻害することができるのが強みだ。撃ち合いは得意じゃないけど、VCやチャットで報告するのが得意というプレーヤーや、味方とうまく連携が取れないから自分で守りを固めたいというプレーヤーにもおすすめ。
まとめ
『VALORANT』は各エージェントのアビリティーを使いこなせれば、より楽しく遊べるタイトルになっている。初心者だとどのエージェントを選べばいいのかわからないという人も少なくないと思うので、まずは自分のプレースタイルから4つのタイプに絞り込み、そこからお好みのエージェントを選ぶといいだろう。
FPSタイトルの経験も少ないならば、シンプルで使いやすいキルジョイやフェニックスがおすすめ。ある程度慣れているプレーヤーなら、ジェットやオーメン、スカイといったアビリティーにクセがなく、撃ち合いもしやすいエージェントがおすすめ。
プロの競技シーンでは使われていないエージェントでも、初心者やアマチュアにとっては非常に使いやすいエージェントもいる。気になるエージェントがいたら、アンロックしていなくてもプレーできる射撃場で試してみるのもひとつの手だ。
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■関連リンク
VALORANT:
https://playvalorant.com/ja-jp/
ゲーム好きが高じて、大学を中退したのちゲーム攻略本の出版社に就職。その後、フリーランスのライターとして活動を続け、現在はさまざまなウェブメディアでライター、ディレクター、カメラマン、デザイナーとして活躍。生涯書いた攻略本は200冊以上、インタビュー数はのべ100人以上。最近はゴルフにはまっている。