【DFMインタビュー】Meiy「勝ちの感覚がわかってきた」大躍進中のDFMが「Riot Games ONE」でも白星スタート!
2024年12月14日から15日にかけて、Kアリーナ横浜にてオフラインイベント「Riot Games ONE 2024」が開催されています。本イベントでは、『VALORANT』や『League of Legends』でさまざまなコンテンツを実施。『VALORANT』では、PRO INVITATIONALとして、プロ4チームによるBo1総当たりのエキシビションマッチが行われています。
招待されたチームは、VCT Pacificから「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)と「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)、VCT EMEAから「Fnatic」、VCT AMERICASから「LEVIATAN」。初日には、「DFM」対「LEVIATAN」、「ZETA」対「LEVIATAN」、「ZETA」対「Fnatic」の試合が行われました。
「DFM」は先日、中国で開催されたオフシーズン大会「VALORANT Radiant Asia Invitational」において、無敗でグランドファイナルまで駆け上がり、準優勝を獲得する大躍進を見せたばかり。ただ、今回のPRO INVITATIONALでは、試合当日にArt選手が食中毒により出場を見送ることが発表され、急きょサブロースターのSSeeS選手が出場しました。
しかしながら、「DFM」はIGL不在という予期せぬ体制にも関わらず、「LEVIATAN」に対して13-8での勝利を披露しました。初戦後に行われた「DFM」へのインタビューの内容をお届けします。
PRO INVITATIONAL初戦を終えた「DFM」にインタビュー
――まず初めに、本日の試合の感想をお願いします。
gyen:最初の試合ということもあって結構盛り上がっていたと思うんですけど、無事勝ててよかったです。
Jinboong:初戦勝てて嬉しいです。
SSeeS:今日は体調不良ドッキリがきたんですけど、Meiyさんが頑張ってくれたおかげで勝ててよかったです。
Akame: 体調不良でタイミーさんが出てきたけど、タイミーさんがいばにん(Art選手)のIGLくらいしゃべって、そのおかげで勝ったかなと思います。それで僕たちがやりたいプレイをして、上手くやって勝ちました。
SSeeS:盛りすぎやな。
Meiy:今回はIGLがいなかったので、僕はいつも通り、たくさんしゃべりながらランクみたいにプレイしたら上手くいきました。
――先日行われた中国の大会で、チームが勝ち進むほどgyen選手にとってはプレッシャーが増すような側面もあったかと思います。大会をどのようにご覧になっていましたか?
gyen:プレッシャーは入ったときからずっとあったので。自分のチームを応援するのは初めてだったから、すごく嬉しかったし、プレッシャーはいつも通りあるので、そんなに変わったことはなかったです。
――チームの注目度が上がったなかで、本日の試合を迎える心境はいかがでしたか?
gyen:オフラインの1試合目は、やっぱり緊張しますね。注目度が上がったのもあるし、会場も大きいので。でも、チームがいい感じに緩やかな雰囲気にしてくれていたので、すごく助かりました。
――本日お休みされているArt選手から、何かアドバイスはありましたか?
Akame:「バインドになっちゃったから、あとは頑張って。この構成やったらたぶん勝てる。じゃあ、俺は帰るね」と(笑)。
――Art選手が構成を決めたのでしょうか?
Akame:Artが1回決めて、僕たちの判断で少し調整して、その構成になりました。
――皆さんで調整された部分もあったとのことですが、自信はありましたか?
Meiy:自信はない方が強かったかな。
SSeeS:俺はMeiyがやってくれるって信じてました。
Meiy:らしいです。 俺はなかったですけど、ある人もいたのかな?
SSeeS:そうなんだ。誰もない?
Meiy:俺はないね、まったく。
SSeeS:うん、まぁ、自信はなかった。
Meiy:ないんかい(笑)。
――本日の試合で、IGL/ショットコーラーは誰がされたのでしょうか?
Meiy:割とみんなやった感じですね。
――試合では、相手の動きがわかっているようなプレイが際立っていたように思います。 相手がどのような動きをしてくるか、事前にわかっていた部分はありましたか?
Meiy:いや、「LEVIATAN」の試合情報はまったくなかったので、何も情報がないまま試合しました。
――そうしたなか、なぜプレイが刺さったのでしょうか?
Meiy:みんなの勝負感や直感が働いた結果かなと思います。
――Akame選手は「DFM」に入ってから、フラッシュ系イニシエーターを使うことが多かったと思います。今回は久々にデュエリストのヨルを使われていたので、感想を教えてください。
Akame:まずスパイクが僕の体にないのが一番嬉しかったです。封印された俺のデュエリストの感覚がパンッて出てきて面白かったです。
――やはりスパイクを持つのは義務ですか?
Akame:そうですね。前のチームだとmuto選手に渡していたから、その気持ちはわからなかったけど、スパイクを持っていたら気持ちがわかりました。でも、今回はないからちょっと嬉しかったです。
――今まで他リージョンの世界トップクラスのチームと戦う機会は、あまりなかったと思います。今回の試合で学びたいとか、吸収したいと思っていたことはありましたか?
Meiy:相手はアメリカ地域ですごく強いチームなので、いつも通りの僕たちのプレイをして、それが通用するかどうかを見てみたかったし、何かを学ぶというよりは、とにかく勝ちにいく気持ちでした。
――オフシーズンではありますが、中国の大会でも今回の試合でも順調に勝ちを積み重ねられている状況です。チームの感触としてはいかがでしょうか?
Meiy:僕は前シーズンから負けが続く期間が長かったんですが、今はオフシーズンではあるものの、勝ちの感覚がすごくわかってきました。負けるかもしれないというマインドではなく、不利な状況でも、このチームだったら勝てるだろうなというマインドでやれているところが、僕なりの心の変化かなと思います。
――今回Art選手が不在ということで、いなかったからこそArt選手のありがたみを実感した部分はありましたか?
Akame:僕たちだと、攻めで「AがいいかなBがいいかな」と、あまり早くどこに行くかを決められなくて。僕たち5人でできるラウンドもあったけど、いばにんは全部のラウンドですぐに判断します。
タイミングも難しくて、いばにんだったら「このスキルを入れて入ろう」とディテールを言ってくれるけど、僕たち5人ではサイトに入るまでに少し時間がかかりました。いばにんのIGLの大事さがよりわかる試合だったと思います。
Meiy:今回の「LEVIATAN」戦は、相手の傾向を読むのではなく、全ラウンド自分たちがやりたいことをとにかくぶつけて、そのなかで対応できる部分は対応したという感じでした。
いばにんがいると、2~3ラウンドで相手の傾向をつかんで、「俺らがこうしたら相手はこうする、相手がこうしてきたら俺たちはこうするべき」という話がすぐに出ます。僕たちはそれができなかったので、逆に直感で動いたからこそ刺さった部分も多かったと思いますが、そういう部分でやっぱりいばにんがいてほしいなと思いました。
――それでは最後に、来シーズンへの意気込みを1人ずつお願いします。
gyen:来シーズンは初めてのリーグなので、まずはMastersに行けるようにチーム全体で頑張っていきたいと思います。
Jinboong:来シーズンもこのまま勝てるように、準備していきたいと思います。
SSeeS:来シーズンは応援を頑張ります。
Akame:僕はプロゲーマーを始めたときから、世界一になるのが夢です。ZmjjKKと仲が良いんですが、ZmjjKKがChampionsで優勝するのを見て、「俺もそっちに行けるように頑張る」と思ったので、Championsまで頑張ります。
Meiy:SSeeSがオフシーズン、ものすごく僕たちのチームの勝利に貢献してくれました。Mastersの開催国で観光したいと言っていたので、Mastersに行って観光に連れていけたらなと思います。
SSeeS:おぉ、あざす! 楽しみ。
Meiy:Masters目指して頑張ります。
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