マクロの差を覆した”マクロシェイキー”が300万円を獲得!「CR CUP」が見出した新たな大会の形!

マクロの差を覆した”マクロシェイキー”が300万円を獲得!「CR CUP」が見出した新たな大会の形!
引用元:Crazy Raccoon 公式X(旧Twitter) アカウント

2024年3月9日、10日の2日間に渡って”CR CUP”としては初となる『リーグオブレジェンズ』を採用した大会が開催されました。

初採用となるゲームタイトルに加えて、今までに見たことが無い新しいカタチでの大会企画となっており、スクリム・本番ともに大盛り上がりとなっていました!

CR CUPの新しいカタチ

引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

今大会では従来の”出場チームの中から優勝者を決めるルール”とは異なり、“圧倒的な格上であるBOSSチームを相手に挑戦者チームが勝利できるか”がポイントとなっており、大会の賞金などについても独自のルールが定められています。

引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

格上相手とはいえビギナーズラックがあり得るのが勝負の世界。対策と攻略が進められていく後半ほど賞金額が高くなる作りになっているようですね。

“圧倒的なBOSS”として招集された「チームKR」

本大会の要であり、さながら”ムリゲー”と思わせるだけの強さが求められるBOSSチーム。一体誰がこのBOSSに名乗りを上げるのかと思いましたが、なんと世界最高レベルと評される韓国勢からの参戦となりました!

引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

CRメンバーからは”Selly”と”Zeder”のお二人。どちらもApexをプレイしている姿のほうが馴染みがありますが、実はLoLの腕前もかなりハイレベルなようです!

LoLにおける最上位ランク

※LoLでは、マスター、グランドマスターと進み、チャレンジャーが最上位ランク。

LoLストリーマーが集結した「挑戦者チーム」

BOSSチームに挑む勇気ある選手たちはこのメンバー!

引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

チーム01:マクロシェイキー

ロール選手名大会本番時点のランク
TOP象先輩ダイヤモンド3
JGよむ*ダイヤモンド2
MID葛葉エメラルド2
ADCZerost*マスター
SUPk4senエメラルド2
*:元日本リーグプロ選手
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

チーム02:1v4v5

ロール選手名大会本番時点のランク
TOPCeros*ダイヤモンド1
JGRainbrain*ダイヤモンド1
MIDJapaneseKoreanUGエメラルド1
ADCうるかダイヤモンド4
SUPDay1*マスター
*:元日本リーグプロ選手
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

チーム03:げまげま

ロール選手名大会本番時点のランク
TOPらいじん*マスター
JGしゃるるマスター
MIDスタンミエメラルド1
ADCJasper*ダイヤモンド1
SUPたぬき忍者グランドマスター
*:元日本リーグプロ選手
引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

チームKR、BOSSの圧倒的な強さを受けて追加ルールが

引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

DAY1の全勝が圧倒的だったことを受けて、運営側より追加ルールが設けられることとなりました。『BANピック無し』になったことで挑戦者チーム側は戦術・戦略の選択肢がかなり広がることに。

引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

獲得賞金300万!?劇的な勝利を掴んだ”マクロシェイキー”

DAY1は終始苦しい試合展開

スクリム期間中はボコボコにされ、チームコーチからも「このままだと勝率0%」と死の宣告を受けたマクロシェイキー。DAY1も悪い流れを払拭できず、あえなく2連敗。

Day1のGAME1。開始5分の時点で0キル5デスと大きなリードを許してしまう展開に。このままリードを稼がれ敗北。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1
Day1のGAME2。一度取られたリードを埋められず、気付けばゴールド差は1万以上に。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day1

運命のDAY2

GAME1

序盤こそリードを取る場面もあったがBOTレーンで発生した集団戦をきっかけに苦しい展開に。

画像の状況からキルスコアは0-2。HPをリソースとして使いながらもきちんと生き延びる。チームKRの理想的な動きで一気に状況が苦しくなってしまう。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

最終盤。ドラゴン前での集団戦で良いエンゲージを見せたマクロシェイキー。一番の脅威となっていたImagine Legends/ブランドを最初にキル。k4sen/ラカンのバックラインへの切り込みからZerost/スモルダーのアルティメットまで理想的な展開を見せたが、結果は2-2トレード。その後、一瞬の隙をついてZeder/トリスターナが動きだす。チームKRが繰り出す予想外のプレーに実況も熱が入る!

チームとしてのシナジーを活かした理想的な集団戦ではあったがチームKRの巧みな切り替えしにより2-2トレードに。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2
集団戦の後、一瞬の隙をついてテレポートを行っていたZeder。マクロシェイキー側はリコールが間に合わず不意打ちでネクサスを破壊されてしまう。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2
GAME2 覚醒する”よむ”
編集部の注目ポイント!

GAME2を見ていくうえで注目して欲しいのが”よむ/グラガス”と”象先輩/アーゴット”の2名!

序盤からよむ/グラガスが着実に育っていく展開に。BOTレーンへのガンクに成功し2キル獲得。2-1トレードになってはしまうものの、全レーンへ影響を及ぼせるJGが育つのは悪くない。

チームKRより先にガンクを成功させるよむ。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

TOPレーンでも象先輩/アーゴットがこれまで散々暴れていたlumju/クレッドを相手にソロキルを達成するなど、少しずつ試合の流れがマクロシェイキー側に傾いていく…!

アーゴットのアルティメット/デスグラインダーを正確にヒットさせ処刑発動。KR勢を相手にソロキルを達成する象先輩。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

試合が進んでもよむ/グラガスが止まらない。的確なアルティメットの投擲で相手キャラクターをコントロールしながら着実にキル数を増やしていく。気づけば10-5とチームKRに対して大きなリードを取るマクロシェイキー。

フラッシュ/ブリンクが落ちたタイミングを見計らって逃げられない位置にアルティメットを放つよむ。ノックアップからキル獲得で個人でチームの半分以上のキルを取っている。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

チームKRも焦りが出始めたのか、リフトヘラルドの失敗からImagine Legends/グウェンがピンチに。何とかデスを避けて離脱を図るも、逃げ先を読んだ象先輩/アーゴットのアルティメットが突き刺さる。

実況・解説視点のため全キャラが見えているが、試合中の象先輩からはImagine Legendsの姿は見えていない。経験と勘でヒットさせているスーパープレイ。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

Zeder/トリスターナの活躍もあり、チームKRが多少盛り返した状況で迎えたバロンナッシャー戦。ここでもよむ/グラガスのアルティメットが光る。バロン取りきりの判断を成功させたうえで、キルを集め盛り返し始めていたZeder/トリスターナを真っ先に倒すことに成功。結果は2-1トレードとして有利を拡大した。

バロンの取りきり➡反転が見事に決まった瞬間。グラガスのアルティメットも的確にZederを捕えている。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

チーム全体のキャリーとなったよむ/グラガス。なんと相手ジャングル側のブッシュに潜み、チームKRの要となっているZeder/トリスターナをソロキル。フラッシュも残っていたが回避が困難な絶妙な位置にアルティメットを撃つことで見事に討ち取って見せた!

チームKRの要となっているトリスターナを奇襲しソロキルまで持っていくよむ。完璧な立ち回り。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

さらにここから、チームKR側から見て明確な脅威となってしまったよむ/グラガスを抑えようと4人態勢で追撃を仕掛けてくる。が、今度は象先輩/アーゴットが更なる活躍をみせる。

ヘクステックゲートを使って残った4人全員で追撃を仕掛けるチームKR。マクロシェイキー側はこの前に2人キルを取られており3v4の構図に。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

ノックアップ➡ヤスオアルティメットで捕まったImagine legendsに、再びアーゴットのアルティメットによる処刑が発動。Imagine legendsの行動を止めつつキルを取ると同時に、JustFocusとlumjuの2名にフィアーが入る。

バードのQにより2人がスタンの絶望的状況だったはずが、処刑によるフィアーの効果でチームKRも2人行動不可に。このフィアーがチームを救う!引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

3v3の構図から再度乱戦が始まるが、ここでアーゴットのパッシブが猛威を振るいダメージをばら撒いていく。3v4の劣勢から始まった集団戦が終わってみれば1-4トレードという大勝利に!

アーゴットの体力量はギリギリ。直前のフィアーが無ければ真逆の結果になっていたはず。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

集団戦の勝利から安全にドラゴンソウルを獲得。2回目のバロン戦を迎えることになるが、既にリードを広げたマクロシェイキーが自チームのペースで試合展開を作り出す。集団戦の練度も非常に高まっており、全選手の動きが噛み合いここでも1-4トレードの圧勝。

ここでの集団戦も見事な流れに。狭い通路でスモルダーのアルティメットを狙うことで一気にダメージを与えていく。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

ここから一気にゲームエンドを狙いに行くが、SellyがチームKRとして、BOSSとしての意地を見せる。ネクサス防衛のためだけにアームガードを購入。ほんの1,2秒の時間稼ぎがゲームエンドを食い止める結果に!

この窮地の場面でSellyが稼いだ1,2秒がゲームエンドを阻止するまさかの展開に。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

ネクサスへ直行するかエルダードラゴンの獲得を狙うかで悩んだマクロシェイキーですが、今回はエルダーを選択。エルダードラゴンのスティールを許せば、集団戦に負ければ一発逆転を許してしまう緊張の場面だが、エルダーの取りきり➡反転の判断に成功し、一気にゲームエンド!

DAY1/DAY2を通じた4試合目で勝利したため、マクロシェイキーはこれで300万円の賞金を獲得!

試合後のスコアボードでは、よむ/グラガスの圧倒的なダメージ量が確認できますが、試合中の活躍を見れば納得です。また、象先輩/アーゴットも対面のlumju/クレッドに圧勝。チームメンバー全員の健闘があっての勝利ですが、特にこの2名の活躍が大きくチームを支えたのではないでしょうか!

葛葉/ヤスオのデス数も負け試合より圧倒的に減っている。k4sen/ラカンのアシスト数も対面サポートに比較して圧倒している。引用元:Crazy Raccoon Cup League of Legends Day2

CR CUP LoLの次回はあるのか?

初のゲームタイトル、初の大会形式と、新しいことづくめだった「CR CUP LoL」ですが、明確なBOSSにストリーマーが一丸となって挑むという試みは非常に面白く、配信のコメントも大きく盛り上がっていました!

筆者は今回は不参加となっていた配信者を交えた試合や、日本プロチームをBOSS枠に据えるなど、既に第2回の開催が待ち遠しいです!

ぜひページ下部のボタンから本編もご視聴いたければと思います!

つぶあん原理主義。ゲームは雑食。好きだけど上手くはない。
LoLのランクを回す勇気がでなくてARAMばっかりやってる。

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