【今から始めるVALORANT②】初心者におすすめのモードは?——VALORANTで遊べる9つのモードを一挙解説

【今から始めるVALORANT②】初心者におすすめのモードは?——VALORANTで遊べる9つのモードを一挙解説

2020年6月2日(火)に正式リリースをして、今もなお競技シーンにおいて絶大な人気を誇っている『VALORANT』。公式大会「VALORANT Champions Tour」を見て「無料だし、やって見ようかな」なんて思った人も少なくないはず。

しかし、いざゲームをインストールして見ると、何から手をつければわからないまま詰みゲーになっている人もいるのではないだろうか。

今回はそんな迷える初心者のために『VALORANT』で遊べる9つのモードを一挙解説。初心者でも楽しめるおすすめのモードも紹介していこう。

『VALORANT』をこれからインストールする人へ

『VALORANT』をプレーするには、Riot Gamesアカウントの作成が必要。まずは下記のサイトよりアカウントを作成してからゲームをインストールしよう。

■Riot Games アカウント作成
https://authenticate.riotgames.com



画面中央にある「アカウントを作成」からアカウントを作成する。アカウントを作成したら下記のリンクから『VALORANT』をインストールしよう

■ゲームをダウンロード
https://playvalorant.com/ja-jp

まずは各メニューを確認しよう

ゲームをはじめて起動すると、チュートリアルがスタート。このチュートリアルで一連の操作が紹介されるぞ。

▲移動の仕方、武器の使い方、武器の種類や実践練習など基礎中の基礎がわかるチュートリアル(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

チュートリアルが終わると下記のような画面になるので、まずはざっくりと各項目を紹介していこう。とりあえずサクッと遊びたいぞという人は一番上の「PLAY」をクリックして次の画面に進もう。

【メニュー画面】
①PLAY:各種対戦モード画面へと進む
②PREMIER:公式大会にも出場できるチーム作成や対戦が楽しめる(上級者向き)
③キャリア:対戦成績やゲーム内ランクが確認できる
④バトルパス:プレーすると得られる経験値で解放される「バトルパス」の進行状況が確認できる
⑤コレクション:入手したアイテムの確認、装備ができる
⑥エージェント:各エージェントのアビリティーやアイテムが確認できる
⑦ESPORTS:現在開催中のeスポーツ大会のスケジュールや出場チームの確認ができる
⑧ストア:ゲーム内アイテムやエージェントをヴァロラントポイント(現金)で購入できる

PLAYをクリックしたあとは下記のような画面が表示される。ここから各モードを選択してゲームをプレーすることができる。

▲さまざまなアイコンが表示されているが、赤枠の中にあるのがゲームモード。ここから好きなモードを選択して画面下部のPLAYボタンをクリックしよう。なお、画面下部の「プラクティス」からはチュートリアルでプレーした射撃場へ向かうことができる(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

ということで、ここからは各モードについてざっくりと解説していこう。

【アンレート】カジュアルに『VALORANT』の基本が楽しめる

「アンレート」は『VALORANT』のもっともスタンダードなルールで楽しめるモード。ほかのゲームで例えればカジュアルマッチのような感覚でプレーできる。先に13ラウンド先取したチームが勝利となる。

▲スパイクと呼ばれる爆弾の設置が目的のアタッカーと、その爆弾の設置を阻止するディフェンダーに分かれて戦う(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

カジュアル感覚でプレーできるとはいえ、プレー時間も長く、かなりしっかりとした試合が楽しめる。後述する「コンペティティブ」のウォーミングアップでプレーする人もいるため、何も知らない初心者にとってはハードルは高め。ある程度『VALORANT』のルールを把握してからチャレンジしよう。

■平均プレー時間
30〜40分

■制限時間
1ラウンド1分30秒(13ラウンド目に攻守交代)

■勝利条件
13ラウンド先取
※お互いがマッチポイント(12ラウンド取得)した場合はサドンデスとなり次のラウンドを先取した側が勝利

■ルール
アタッカー:制限時間内にスパイクを設置して起爆させる/敵をすべて倒す
ディフェンダー:制限時間中スパイクの設置を阻止する/設置されたスパイクを解除する/敵をすべて倒す

■初心者のおすすめ度
★★★☆☆
ある程度ルールがわかってきた人向け。初心者だけど本格的な『VALORANT』を楽しみたい人

【コンペティティブ】自分の実力が試せるガチなランクモード

いわゆるランクマッチに相当する「コンペティティブ」。基本的なルールはアンレートと同じだが、勝敗に応じてランクレーティング(RR)と呼ばれるポイントを獲得できる。獲得したRRによってランクが振り分けられるため、実力が可視化できるのが魅力だ。

▲アイアンからレディアントまで9つのランク帯にわけられる。右にいくほど上級者の証!(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

ガッチガチのランクモードなので、さまざまなモードをプレーすると獲得できるアカウントポイント(AP)によって上昇するアカウントレベルが20以上なければプレーできない。各マップの知識をある程度身に付け、自分の実力を試したくなったら挑戦してみよう。

■平均プレー時間
30〜40分

■制限時間
1ラウンド1分30秒(13ラウンド目に攻守交代)

■勝利条件
13ラウンド先取
※お互いがマッチポイント(12ラウンド取得)した場合はオーバータイムとなり、2ラウンド先取した側が勝利

■ルール
アタッカー:制限時間内にスパイクを設置して起爆させる/敵をすべて倒す
ディフェンダー:制限時間中スパイクの設置を阻止する/設置されたスパイクを解除する/敵をすべて倒す

■初心者のおすすめ度
★☆☆☆☆
『VALORANT』の競技シーンに興味がある人向け

【スイフトプレイ】初心者におすすめ! サクッと遊べるお手軽モード

「アンレート」をコンパクトにしたモードで5ラウンド先取で勝利できる。プレー時間が短いので『VALORANT』の基本的なルールを学ぶにはもってこいのモードといえる。

▲ラウンド数が少ないため、マネーシステムもマイルドになっている。ラウンドごとに追加されるクレジットは多めなので気軽に武器やアビリティーが買えるのも◎(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

「アンレート」をプレーする時間はないけれど、ちゃんとしたルールで『VALORANT』を楽しみたいという人にもおすすめ。

■平均プレー時間
10〜15分

■制限時間
1ラウンド1分30秒(4ラウンド目に攻守交代)

■勝利条件
5ラウンド先取
※お互いがマッチポイント(4ラウンド取得)した場合はサドンデスとなり次のラウンドを先取した側が勝利

■ルール
アタッカー:制限時間内にスパイクを設置して起爆させる/敵をすべて倒す
ディフェンダー:制限時間中スパイクの設置を阻止する/設置されたスパイクを解除する/敵をすべて倒す

■初心者のおすすめ度
★★★★★
『VALORANT』の基礎中の基礎を学びたい人向け

【スパイクラッシュ】ひと味変わった『VALORANT』が楽しめる

「スパイクラッシュ」はスパイクを設置したり解除したりといった『VALORANT』の基本的なルールを継承しつつ、独自のルールを取り込んだモード。大きな変更点は武器購入は不可で、パワーアップオーブがマップに点在していること。そして本来はひとつしかないスパイクだが「スパイクラッシュ」の場合、アタッカーサイドのプレーヤー全員がスパイクを所持しているのも大きな特徴だ。

▲取得するとさまざまな効果が得られるパワーアップオーブが点在している。例えばこれは味方のHPが回復するオーブ(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

武器はラウンドごとにランダムで入れ替わるため、普段使わない武器が無理矢理練習できるというメリットはあるが、ルールが独特すぎるが故にちゃんとした練習には不向き。一方で、勝敗にこだわるようなモードではないので、ただ単にバトルパスの条件を満たしたいとか、深く考えずにプレーしたいなんて人にもおすすめ。

■平均プレー時間
10〜15分

■制限時間
1ラウンド1分30秒(3ラウンド目に攻守交代)

■勝利条件
4ラウンド先取
※お互いがマッチポイント(3ラウンド取得)した場合はサドンデスとなり次のラウンドを先取した側が勝利

■ルール
アタッカー:制限時間内にスパイクを設置して起爆させる/敵をすべて倒す
ディフェンダー:制限時間中スパイクの設置を阻止する/設置されたスパイクを解除する/敵をすべて倒す
アビリティー自動購入
武器はラウンドごとに変化

■初心者のおすすめ度
★★★☆☆
勝敗にこだわらずに気軽にプレーしたい人向け

【デスマッチ】自分以外はすべて敵。とにかく撃ち合いで勝利を勝ち取れ!

撃ち合いを重視したモードで、12人同時にプレーできるのが特徴。スパイクを設置するといった概念もなく、とにかく制限時間内に40キルを達成することが勝利条件となっている。好きな武器を使うことができるが、アビリティーは使えない。そのため使用エージェントもランダムで選ばれる。

▲デスしてもすぐさまリスポーンできるのもデスマッチの魅力。デス数を気にせずとにかくガンガン撃ち合いを練習しよう(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

ちなみにゲームスタート直後、またはリスポーン直後に[Bキー]を入力すれば、好きな武器を装備することができる。敵を倒せばHPや弾薬が回復するアイテムを回収できるぞ。

■平均プレー時間
6〜9分

■制限時間
9分

■勝利条件
40キル達成

■ルール
自分以外のプレーヤーをキルする
好きな武器を使用可能
アビリティー使用不可
リスポーン有

■初心者のおすすめ度
★★★★☆
対人戦の撃ち合いを練習したい人向け

【エスカレーション】スピーディーに展開が変わる特殊ルールに挑め

「エスカレーション」はふたつのチームに分かれて敵を倒していくモード。大きな特徴はレベルアップシステムで、キルを重ねるごとにチームのレベルが上がり、レベルに応じて使用できる武器が変わるというもの。先に最終レベルに達成したチームが勝利となる。また銃が武器になるとは限らない。レイズのアルティメットスキル「ショーストッパー」のように、特定のエージェントのアビリティーやアルティメットスキルが使用可能になることもある。

▲画面上部にレベルゲージが表示される。キルを重ねるとチームカラーのバーが伸び、次のレベルに達成すると次の武器が使用可能になるというルールだ(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

ふたつのチームに分かれているものの、そこまでチーム性はない。ただし、チームメンバー全員が1キルをしなければ、次のレベルに進むことができないので、足を引っ張らないようにがんばっていこう。変わったルールを楽しめるのが魅力だが、あまり人気がないモードなのかマッチングしづらいデメリットもある。

▲レベルが進むにつれて武器はどんどん使いづらいものになってくるため、次のレベルに進むのが難しくなる。最終レベルはお互い近接武器で戦うというのも「エスカレーション」ならでは(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
■平均プレー時間
8〜12分

■制限時間
12分

■勝利条件
レベル12達成

■ルール
敵をキルしてレベルを進める
武器はレベルに応じて自動的に変化
アビリティー使用不可
リスポーン有

■初心者のおすすめ度
★★☆☆☆
変わったルールを楽しみたい人向け

【チームデスマッチ】アビリティーが使えるチーム性のあるデスマッチ

「チームデスマッチ」はふたつのチームに分かれ100キル達成を目指すモード。「デスマッチ」との大きな違いは、チームに分かれていること、アビリティーが使用できること、オリジナルマップが楽しめるという点だ。2023年6月28日(水)に配信された比較的新しいモードで人気がある。

またステージ制になっていて、一定時間ごとにステージが進行。ステージごとに使用できる武器種が変化するのも特徴だ。

▲武器はリスポーン地点で確認、変更が可能。自分の得意な武器を選んでおこう。リスポーン時にいつでも変更可能だ(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
▲アビリティーは時間経過で使用可能になる。アルティメットスキルは敵をキルしたりオーブを回収することで使用可能になる(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

純粋な撃ち合いを楽しみつつ、各エージェントのアビリティーも確認することができるのが魅力のモード。また、チーム戦になっているので自分があまり活躍できなくても勝利を味わうことができるのもうれしいポイントだ。

「アンレート」や「コンペティティブ」で使用しないオリジナルのマップを採用しているので、通常マップの知識を積むことはできないが、非常に気軽に楽しめるので初心者におすすめしたい。

■平均プレー時間
6〜10分

■制限時間
9分30秒

■勝利条件
100キル達成

■ルール
相手チームのプレーヤーをキルする
武器はステージごとに選択可能
リスポーン有

■初心者のおすすめ度
★★★★★
対人戦の撃ち合いを試したい人向け。普段使わないエージェントを試したい人向け

【PREMIER】競技シーンに挑戦できるeスポーツモード

競技シーンに特化したモードで、チームを作成して試合に挑戦できるモードだ。実力はもちろん、5人1組のチームを作ることが必須となっているので初心者には無縁のモードともいえる。

▲電話番号でアカウントを認証したプレーヤーのみがチームを作成できる(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

【カスタムゲーム】マップ探索や研究がはかどる自由なモード

「カスタムゲーム」は上記で紹介した「PREMIERE」以外のモードを作成できるモード。友人同士でプレーするのはもちろん、ひとりでもプレーが可能なため、ひとりでじっくりマップを確認したい人や、アビリティーの効果を見たい人にもおすすめだ。

▲マップやモードなど自由に設定できる。また、オプションから「チートを許可」にチェックを入れておくと、さまざまなチートが使用可能になる。画面下部のSTARTをクリックすれば人数が不足していてもプレーできる(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.
▲「チートを許可」にチェックを入れておけば、[ESCキー]で表示されるメニューから、アイテム無制限や制限時間なしなどの設定が可能になる。ゲーム中にエージェントの変更も可能だ(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

苦手なマップの構造を学びたければ、「カスタムゲーム」でじっくり探索するのもアリ。研究熱心であればあるほど「カスタムゲーム」の恩恵が得られるはずだ。

まとめ

今回は『VALORANT』でプレーできる9つのモードを紹介した。右も左もわからない初心者におすすめしたいのは、「スイフトプレイ」と「チームデスマッチ」。「スイフトプレイ」で『VALORANT』の基本を学びつつ、「チームデスマッチ」で撃ち合いやエージェントのアビリティーを学んでいくといいだろう。どちらのモードも非常にカジュアルにプレーできるので気負いせずに楽しめるはずだ。

ある程度慣れて来たら「アンレート」に挑戦してみるのもアリ。また今回紹介していないが、射撃場もウォーミングアップに最適なのでぜひプレーしてみよう。

▲いわゆる「Bot撃ち」が楽しめる「射撃場」。アンロックされていないエージェントも使用可能なので、気になるエージェントを確認するのにも適している(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

何はともあれ楽しむことが大切。気軽なモードからプレーを始めて、少しずつ『VALORANT』のいろはを学んでいこう。まずは「アンレート」で1勝を目標に自分に合ったモードで練習していこう。

第3回を続けて読む

最初から読む

■関連リンク
VALORANT:
https://playvalorant.com/ja-jp/

ゲーム好きが高じて、大学を中退したのちゲーム攻略本の出版社に就職。その後、フリーランスのライターとして活動を続け、現在はさまざまなウェブメディアでライター、ディレクター、カメラマン、デザイナーとして活躍。生涯書いた攻略本は200冊以上、インタビュー数はのべ100人以上。最近はゴルフにはまっている。

SCROLL TOP