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【DFM・Meiy選手単独インタビュー】「ずっと勝てなかった相手、ZETAに勝ちたい」VCT Pacific Stage 2初戦後

VALORANT

2024年6月17日、韓国・ソウルにて行われている『VALORANT』のインターナショナルリーグ「VALORANT Champions Tour 2024 Pacific Stage 2」(以下、VCT Pacific Stage 2)にて、日本チーム「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)の初戦が行われました。

本大会には、日本から「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)と「DFM」が出場。Pacific地域の11チームが、8月に韓国・ソウルにて開催される世界大会「VALORANT Champions 2024」への4枠の出場権をかけて争います。

この日の試合で「DFM」は、「Rex Regum Qeon」(以下、RRQ)と対戦しました。マップ1のアイスボックスでは、オーバータイムにもつれ込む接戦の末に、13-15で惜敗。マップ2のアセントでも、拮抗した展開が続きましたが9-13で敗れ、マップカウント0-2での敗北となりました。

記事では、試合直後に「DFM」Meiy選手に行った単独インタビューの内容をお届けします。また、Anthem選手とAstellコーチが参加した合同インタビューの内容も合わせて掲載しています。

Stage 2初戦、「RRQ」との試合を戦った「DFM」

■試合結果

DFM [0-2] RRQ
マップ1:13-15(アイスボックス)
マップ2:9-13(アセント)

「勝てる試合内容だった」あと一歩で勝ち切れない苦しさ

「RRQ」との初戦を終えた直後、Meiy選手への単独インタビューを行いました。「RRQ」との対戦の振り返りや、Stage 1からの課題や変化、公開されたドキュメンタリー動画について、そして次週に控えた「ZETA」との日本チーム対決への思いなどを聞きました。

Meiy選手

――まず最初に、改めて今日の試合の感想を教えてください。

Meiy:一言で言えば、最悪な結果でした。アイスボックスもアセントも、両方勝てるマップだったし、勝てる試合内容でもありました。そこでちゃんと勝ち切れなかったのは、僕たちの実力不足だし、負けという結果につながってしまったので、それが一番苦しいです。

――今回は、Monyet選手が加入した新体制の「RRQ」との対戦でした。実際に戦っていて、相手のどんなところに強さを感じましたか?

Meiy:プレイスタイルの幅がすごく広いなと感じました。毎ラウンド毎ラウンド、読めないような配置だったり、配置を隠すようなプレイがあったりして、こちらの読みが外れてしまったりとか。そもそも相手の構成が普段スクリムで出ないような構成だったので、それに試合中に対応し切るのが難しかったです。

――「DFM」の思い切った強気な戦いぶりが見える場面も多かった印象ですが、そういったところはチームで意識されていたのでしょうか?

Meiy:特にアグレッシブにもディフェンシブにもやろうとはしていなくて、とにかくいつも通りにやろうとした結果でした。

ただ、僕としては今大会で初めてジェットを出して、レイズよりジェットのほうがアグレッシブに動きやすいし、僕自身もともとジェットは得意としていたエージェントだったので、自分の勝負勘や感覚からアグレッシブに動いていたところが結構ありました。

――Stage 2に入って、チームとしてはどのようなところが強化されましたか?

Meiy:Stage 1では、今と比べると個人個人からのコールが全然ありませんでした。でも今は、全員がちゃんと考えて、IGLだけに頼るのではなく、自分たちのエリアでしかわからない情報や感覚を、味方に共有したプレイが増えています。

Stage 1から続く、“勝ちの感覚”がつかめていない問題

――Stage 1では初勝利の後、勝ちにつなげられない試合が続きました。これは、どのようなところが一番の課題になっていたと感じますか?

Meiy:これに関しては完全に僕自身の感覚なんですが、やはり勝ちの感覚がつかめてないことが一番の問題だと思っています。勝ちの経験がなさすぎて、常に重いプレッシャーがかかっている感覚で、「勝ちたい」という気持ちから先走って出てしまうプレイもあります。

自分たちのパフォーマンスはそれほど悪くないのに、「今までみたいに結局負けてしまうんじゃないか」というマインドに、時折なってしまうところが問題かなと思います。

――Stage 1では、相手に対策されたときの対応に苦戦する部分もあったかと思います。Stage 2では、これにどう対応していこうと考えていますか?

Meiy:Stage 1では、僕たちが少し奇抜なオフメタ寄りの構成で、対策されてしまうと限界がある構成をしていました。今回は普通の、いわゆるメタ構成で、対策されても対策し返せるような構成で練習をしているので、それに関しては大丈夫かなと思っています。

アセントでのエージェント構成。Stage 1初戦では、オーメン、レイズ、KAY/O、ヴァイパー、サイファーだった

――Stage 1では、初戦の前日に大喧嘩したというエピソードが話題になりました。その後、時間が経ってチームの雰囲気などで変わったことはありますか?

Meiy:あのときはたまたま大会前日だっただけで、今でも喧嘩することは全然あって、週に2回くらいは決着がつかないような喧嘩をしています。

それだけ、ちゃんと自分の意見を持って話せるということなので、良いことだと思っています。でも、喧嘩が長引きすぎて、たまにスクリムに影響が出たりすることもあるので、喧嘩はほどほどにしたいですね(笑)。

大きな反響を呼んだMeiy選手のドキュメンタリー動画

――直近では、「VCT Pacific」ドキュメンタリーシリーズでMeiy選手の動画が公開されました。地元で撮影されたと思いますが、撮影時の感想を教えてください。

Meiy:最初に依頼をもらったときに、まずそんな大掛かりな撮影があるんだと思いました。家族や友人に「こういう撮影協力の依頼が来てて、良かったら出てくれない?」と聞いたら、家族も友人も全員が快くOKしてくれて。そのおかげで、より良い内容になったと思います。

実際に撮影はすごく大掛かりで、僕の実家に海外のスタッフさんが何十人も来て、学校にも一緒に行ったし、成人式にも来ていました。新潟にいた2~3日間くらいは、とにかくいろんな場所で撮影して、楽しかったです。

――動画公開後、反響などをご覧になっていかがですか?

Meiy:撮影してくれたVCTのスタッフさんから「すごく良い動画ができたよ」と言われて、実際に公開される前に僕も確認したんですけど、本当に良い動画だなと。動画がアップされて、ありがたいことに反響もとても良くて、嬉しかったですね。

家族や友人が動画内で、僕以外の人からしか発信できないようなことも話してくれたので、ファンの方々に自分のことをより知ってもらう、良いきっかけになったかなと思います。

Homegrown:VCT Pacific ドキュメンタリーシリーズ // DFM Meiy

次戦は日本チーム対決、ずっと勝てなかった相手「ZETA」に挑む

――来週は「ZETA」との日本チーム対決が控えています。次戦に向けた意気込みを教えてください。

Meiy:今まで日本予選のときから、僕にとって「ZETA」はずっと勝てなかった相手です。メンバーは変わりつつも、「ZETA」というチームには全然勝利することができなかったので、来週の「ZETA」との試合はとにかく勝ちたいです。

Sugar(SugarZ3ro選手)とは仲が良いからこそ負けたくないし、Depさんはすごく尊敬する存在です。僕は2年くらい、Depさんに憧れて設定を近づけたり、プレイを見て吸収したりしてきました。自分が心から尊敬している人と、渡り合えるというのは本当に嬉しいことです。「ZETA」戦、雰囲気はピリつくかなと思いますが、楽しみたいです。

――それでは最後に、応援してくださるファンの方々へのメッセージをお願いします。

Meiy:Stage 1の初戦では良い滑り出しだと、ファンの方々も思ったと思うんですけど、それからずっと、今日の「RRQ」戦も勝てなくて……。自分たちももちろん苦しいですけど、応援してくださっているファンの皆さんにすごく申し訳ないし、応援してくださっている分、苦しい気持ちにさせてしまっていると思います。

来週の「ZETA」戦に勝って、それ以降の試合もコツコツ勝っていって、自分たちにとって良い流れをつくりたいです。そして、ファンの方々にも「DFM」が勝てるチームだと思ってもらえるように、一生懸命頑張るので、これからもついて来てほしいなと思います。いつも本当に応援ありがとうございます。

――Meiy選手、ありがとうございました!

Anthem選手&Astellコーチの合同インタビューをお届け

試合後には、海外メディアを含めた合同インタビューも実施されました。合同インタビューに参加した、Anthem選手とAstellコーチへの質問とその回答を掲載します。

Anthem選手

――今日の試合の感想をお願いします。

Astell:ラウンドはかなり取れたんですけど、1マップ目も2マップ目も負けてしまって悔しいです。

Anthem:1マップ目は惜しいシーンがたくさんあって、2マップ目のアセントでも、攻めで人数有利だったり、寄り切れた場面が多かったりしたのにも関わらず、落としてしまったことが多かったと思います。あとは、もう少し自分のIGLが良かったら結果は違ったのかなと思っています。

――Stage 1からチームはどのように成長したと思いますか?

Astell:構成を変えたマップが多く、前より自分たちに合うスタイルになったと思っています。守りでの判断は遅れてしまうことが多いですが、攻めでは早い判断ができるようになりました。フェイクをかけて逆側に行くなど、いろいろなことができるようになったので、そこが大きく変わったかなと思います。

あとは、Meiyがジェットをやるようになって、よりアグレッシブに動けるようになったことも大きいと思います。

――今後チームを改善していくうえで、どのようなことが必要だと感じますか?

Anthem:ゲーム内容の読みや、近くにいる人に対してのコミュニケーションの取り方。あとは、守り方や攻め方の幅を増やさなければいけないと思いました。

――「Gen.G」がMastersで優勝しましたが、これからPacificリーグはより加熱していくと思いますか。また、プレイオフに向けて、どのような準備をしていく予定ですか?

Anthem:まわりのレベルが上がっていくなかで、自分たちも同じように成長していくだけでは、そもそものスタートラインが違ったので。もっとまわりのチームよりもハードワークをして、2倍3倍努力して内容が濃いものにしないといけないと思っているので、大変なシーズンになると思います。

――Stage 2に対しての意気込みをお願いします。

Astell:「RRQ」は個人的に評価の高いチームで、それでももちろん勝てるつもりで臨んだのですが、負けてしまいました。だけど、良い勝負だったし、自分たちが準備してきたもの、まだ見せられるものはもっとあります。これからも勝つために頑張るので、応援よろしくお願いします。

続くWeek2では、注目の「DFM」vs「ZETA」日本チーム対決へ

「VCT Pacific Stage 2」では、6月15日から7月8日にかけてグループステージ、7月12日から7月21日にかけてプレイオフが行われます。Stage 2のグループステージでは、同じグループ内のチームと対戦。日本チームは、ともにGroup Omegaに属しています。

Stage 1とは異なり、Stage 2ではグループに関係なく、Stage 1とStage 2の総合成績上位6チームがプレイオフへ進出。そして、このStage 2プレイオフの上位3チームと、獲得チャンピオンシップポイントが多かった1チームが、シーズンの集大成となる世界大会「VALORANT Champions 2024」に出場します。

チャンピオンシップポイントは、シーズン全体を通した実力を反映できるように設けられた仕組みで、試合の勝利で1ポイント、各グループの上位1チームに1ポイント、KickoffやMastersでの優勝チームに3ポイントが与えられます。

日本チームのグループステージでの残りの試合スケジュールは、下記のとおり。Week2では、6月23日(日)20時ごろから、「DFM」と「ZETA」による日本チーム対決が行われます。

■「DFM」Stage 2 グループステージ試合スケジュール

・6月23日(日):vs「ZETA」
・6月29日(土):vs「Talon Esports」
・7月 1日(月):vs「Paper Rex」
・7月 6日(土):vs「DRX」

■「ZETA」Stage 2 グループステージ試合スケジュール

・6月23日(日):vs「DFM」
・6月29日(土):vs「RRQ」
・7月 6日(土):vs「Talon Esports」
・7月 7日(日):vs「Paper Rex」

「VCT Pacific Stage 2」Week1~Week2 試合スケジュール
「VCT Pacific Stage 2」Week3~Week4 試合スケジュール

■関連リンク

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