【VCT】今シーズン最初の”世界大会”「Masters Madrid」の大会フォーマットを初心者にもわかりやすく解説!優勝候補はどのチーム!?


3月15日(金)から開幕するVALORANTの公式大会「VALORANT Champions Tour Masters Madrid」(以下、Masters Madrid)。
今シーズン最初の世界大会となるMasters Madridには4つの地域から計8チームが出場します。
今回はそんなMasters Madridの大会フォーマット、出場チームを解説していきます!大会観戦をしたことがない方もこの記事を機に、一緒にVCTを楽しみましょう!
そもそもMastersとは?

『VALORANT』の公式大会であるVCTは大きく分けて「インターナショナルリーグ」と「Challengersリーグ」の2つのリーグが存在します。
「インターナショナルリーグ」が1部リーグ、「Challengersリーグ」が1部昇格を目指す2部リーグ(国内リーグ)という認識で良いでしょう。
その「インターナショナルリーグ」で開催される世界大会がMastersです。
VCT 2024ではKICKOFFの後とSTAGE1の後に各1回ずつ、計2回Mastersが開催されます。年間チャンピオンを決める最後の大会「Champions」出場に向けて非常に重要で、各地域のトップチームが集結する注目の大会です!(Masters1=MastersMadrid)
今回のMasters Madridの出場資格は先日行われたKICKOFFでトップ2の成績を収めた2チームです。4つの地域から計8チームが出場します。
出場8チーム

VCT AMERICAS 1位:Sentinels

・復活した初代世界大会王者。Tenz選手を筆頭にKICKOFF優勝を果たしたタレント揃いのチーム。
VCT AMERICAS 2位:LOUD
・Champions 2023 3位。チームのエースが抜けたにも関わらず、安定した強さを誇る強豪チーム。
VCT EMEA 1位:Karmine Corp
・昨シーズン最下位のチームがまさかのKICKOFF優勝。今最も注目されているチームと言っても過言ではない!
VCT EMEA 2位:Team Heretics
・昨シーズン8位から大躍進!連携の取れた綺麗な試合運びが注目のチーム。
VCT PACIFIC 1位:Gen.G
・昨シーズンは6位に終わり、国際大会に出場できなかったものの、KICKOFFでは強豪を軒並み倒し見事優勝を果たした。
VCT PACIFIC 2位:Paper Rex
・昨シーズンのVCT PACIFIC王者。圧倒的なフィジカル(撃ち合いの強さ)を持ち、超攻撃的な構成で敵を薙ぎ倒すプレイスタイルは必見!
VCT CHINA 1位:EDward Gaming
・言わずと知れた世界大会常連チーム。昨年行われたChampionsでは大躍進を見せ、新設されたVCT CHINAで頭ひとつ抜けているチームといえる。
VCT CHINA 2位:FunPlus Phoenix
・過去にはMasters優勝経験もある名門チーム。強いフィジカルを生かした、攻撃的なエージェント構成で敵をなぎ倒していくプレイスタイルに注目!
大会のフォーマットは?
4つの地域から8チームが出場するMasters Madridは「スイスステージ」と「ブラケットステージ」の2段階に分かれて進行します。
スイスステージ(3月15日〜19日)
初めに行われるスイスステージでは、2敗する前に2勝することができれば、次のブラケットステージへと進出することができます。対戦形式はBO3です。
BO3とは、Best Of 3の略で最大3マップ行う形式で、先に2マップ取得したチームの勝利となります。決勝などの重要な試合ではBO5(3マップ先取)が適応される場合が多いです。
ROUND1ではKICKOFFの結果を元に、優勝チーム vs 2位チームで対戦カードが組まれています。それ以降は試合結果に応じて、完全にランダムな組み合わせとなるため現状でどこが戦うかはわかりません。
つまり、開幕から2連勝した2チームとROUND3を勝利した2チームの計4チームが次のステージへと駒を進めると考えるとわかりやすいでしょう!
ブラケットステージ(3月22日〜25日)

スイスステージを勝ち抜いた4チームは最終ステージとなるブラケットステージへと進出します。
このブラケットステージではVALORANTの大会で馴染みのあるBO3ダブルエリミネーション方式で対戦します。(ローワーブラケットの決勝とグランドファイナルのみBO5となります)
ダブルエリミネーション方式とは、2敗したら敗退となるトーナメント形式です。従来のトーナメントと比べて運の要素が少なく、実力が反映されやすいとも言われています。
(初戦から優勝候補と当たって即敗退などが起こらない仕組み)
1度負けても優勝のチャンスがあり、安定感と対策が試されるこの方式はeスポーツの醍醐味とも言えるでしょう。
このブラケットステージを勝ち抜いたチームがMasters Madridの優勝チームとなります。
今大会の下馬評
世界大会初出場のチームや、昨シーズンから大きく成績を上げてきたチームが多く、順位予想が過去1番で難しいと言われている今大会。
ネット上ではファン達がさまざまな予想を載せています。X(旧Twitter)とRedditに投稿された10のTier表から集計した結果がこちらです。(同じTierでも左の方が評価が上)

ネット上ではSENを優勝予想にあげている人が最も多く、次点はKCとなっていました。今年から新設されたVCT CHINAの両チームはTier C予想の声が多くありました。
とはいえ今シーズン初の世界大会。昨年からロスター(出場メンバーの布陣)を大きく変更したチームも多く、同一リーグ以外での対戦はどんな結果が待ち受けているかわかりません。どこが優勝してもおかしくないと言えるでしょう。
まとめ
今回はMasters Madridの大会フォーマットとチームを紹介していきました。
残念ながら日本チームの出場は叶いませんでしたが、世界最高レベルの戦いが見れること間違いなしです。
まだまだ開幕したばかりのVCT2024。是非これを機に観戦を始めてみましょう!