【CAPCOM CUP 11】グループステージ Day1速報

【CAPCOM CUP 11】グループステージ Day1速報

2025年3月5日、両国武道館にて『ストリートファイター6(スト6)』の世界大会であるCAPCOM CUP11(CC11)が開催されました。

世界各国で行われたカプコンプロツアーやワールドウォリアーなど、公式大会でCC11の出場権を獲得した48名が集結し、優勝を競い合います。大会賞金は前回大会と同じく100万ドル(約1億5000万円)。

CC11は5日間で開催され、1~3日目はCC11のグループ予選、4日目にCC11のTOP16トーナメント、5日目にストリートファイターリーグ(SFL)のワールドチャンピオンシップが行われます。グループ予選は、48名の選手が6名8グループに分かれ、リーグ戦を行います。リーグ戦はBO3で行われ、グループ1位の選手はTOP16トーナメントのウイナーズサイド、グループ2位の選手TOP16トーナメントのルーザーズサイドに進出します。TOP16トーナメントは、ダブルエリミネーショントーナメントで行われますSFLワールドチャンピオンシップは、SFL Pro-JP、Pro-US、Pro-EUのそれぞれの地域のチャンピオンチームが集結し、世界一のチームを決定します。

さて、1日目はグループ予選です。

グループAの結果

グループAの第一試合は、Takamura・ケン対Phenom・キャミィ。途中でTakamura選手がスタートボタンを押してゲームを中断するトラブルがあり、ラウンドペナルティを取られるも2-1で勝利しました。第二試合はHotdog29・ベガ対Salvatore・キャミィ戦でSalvatore選手が2-0で勝利。

グループA

第三試合は日本人選手の板橋ザンギエフ・ザンギエフ対Punk・キャミィ。第四試合のPhenom・キャミィ対Hotdog29・ベガは2-0でPhenom選手が勝利しました。

第五試合はTakamuraケン対板橋ザンギエフ・ザンギエフ。2-0でTakamura選手が勝利しました

グループAはTakamura選手が2勝で幸先の良いスタート。板橋ザンギエフ選手は2敗で苦しいスタートになりました。他の選手はPunk選手が1勝、Hotdog29選手が2敗、Salvatore選手が1勝、Phenom選手が1勝1敗となりました。

グループBの結果

グループBの第一試合はs4ltyKiD・キンバリー対Anik・豪鬼。s4ltyKiD選手が2-1で勝利しました。第二試合はNL・豪鬼対GranTODAKAI・ベガは、NLが2-0で勝利。第三試合はJB・ラシード対NoahTheProdigy・ルークは2-0でNoahTheProdigy選手の勝利。第四試合はs4ltyKiD・キンバリー対NL・豪鬼。1勝同士の対戦はs4ltyKiD選手が2-1で逆転勝利を収めます。第五試合は第四試合とは逆に1敗同士の対決。Anik・豪鬼対JB・ラシードの対決でJB選手が勝利を掴みました。

グループB

グループBはs4ltyKiD選手が2勝で先行します。それを追いかけるのが1勝のNoahTheProdigy選手、1勝1敗のNL選手とJB選手。そして1日目で勝利をあげられなかったGranTODAKAI選手と2敗のAnik選手です。

グループCの結果

グループCはときど選手と翔選手のふたりの日本人選手がいるグループ。第一試合はGGHalibel・ケン対Jabhim・テリー。フルセットフルラウンドからJabhim選手が2-1で勝利しました。第二試合は翔・JP対Zangief_Bolado・ザンギエフ。翔選手はマルチキャラ使いですが、ザンギエフと相性の良いJPを選択。そもそもCC11はJPで行くと言っていたので、公言通りとなります。2-0で翔選手が勝利します。第三試合はDual Kevin・ラシード対ときど・ケンはときど選手が1セット目をとるが、2セット目、3セット目のラウンドを取られ、逆転にリーチがかかります。しかし、ここからときど選手が再逆転し、2-1で勝利。第四試合はGGHalibel・ケン対翔・JP。ここでも翔選手が2-0と完勝します。第五試合はJabhim・テリー対Dual Kevin・ラシード。Dual Kevin選手が苦しみながらも2-0で勝利を収めました。

グループCは翔選手が2勝でリード。ときど選手も1勝で無敗をキープ。1勝1敗はJabhim選手とDual Kevin選手で、1敗はZangief_Bolado、2敗はGGHalibel選手となりました。

グループDの結果

グループDの第一試合はBroski・A.K.I対BRAVERY・キャミィ。シーソーゲームでどちらが勝つか最後までわからない展開でしたが、最後にBroski選手が勝ちきりました。第二試合はCC11最年少、15歳のBlaz選手が登場。Vxbao・ベガ対Blaz・リュウの対戦は、2-1でBlazが勝利しました。第三試合はiDom・マノン対Armperor・ケン。フルセットフルラウンドからArmperor選手が競り勝ちました。第四試合のBroski・A.K.I対Vxbao・ベガはBroski選手がストレート勝ちの2-0で勝利。第五試合はBravery・キャミィ対iDom・マノン。序盤にペースを掴んだBRAVERY選手はiDomを圧倒します。しかし、徐々にiDomが対応してきます。さらにそこからアグレッシブに攻めまくったBravery選手が勝利しました。

グループD

グループDはBroski選手が2勝、Blaz選手とArmperor選手が1勝、Bravery選手が1勝1敗、iDom選手とVxbao選手が2敗となりました。

グループEの結果

グループEはふ~ど選手が入っているグループです。EDが多い少し偏ったグループといえます。第一試合はMister Crimson・ダルシム対Deiver・ED。日本ではダルシムがEDに行けるという評価の中、Mister Crimson選手がどのようなED戦を見せるか注目でしたが、結果は完勝。EDに行けることを世界でも証明しました。

グループE

第二試合はふ~ど・ED対LimeStone・ケン。終始試合を支配したふ~ど選手が危なげなく2-0で勝利。第三試合はCHRISCCH選手対menaRD選手戦。本来であれば、ChrisCCH選手はED、menaRD選手はザンギエフのピックになるのですが、ここはお互いにピックの読み合いが発生し、ChrisCCH選手はテリー、menaRDはベガをピック。功を奏したのはmenaRD。2-0で勝利しました。第四試合はMister Crimson・ダルシム対ふ~ど・ED。どちらも完勝しての2試合目となりますが、ふ~ど選手がダルシムを完全攻略。2-0で勝利しました。第五試合のChrisCCH・テリー対DEIVER・EDは2-1でDEVERが勝利しました。

グループEはふ~ど選手が2勝、menaRD選手が1勝、Mister Crimson選手とDeiver選手が1勝1敗、LimeStone選手が1敗、ChrisCCH選手が2敗となりました。

グループFの結果

グループFは死のグループと言えるほどの実力者揃いのグループ。第一試合は、Big Bird・ラシード対Oil King・ラシード。Oil King選手は登場パネルではテリーの表示でしたが、『SFV』から使っている魂のキャラ、ラシードを使いミラーマッチを挑みます。1セット目を落としたOil King選手はすかさず不知火舞にチェンジ。しかし、Big Bird選手に奇策は聞かず、2-0でBig Bird選手が勝利しました。第二試合のXian・Dee Jay対Uriel Velorio・ケンは2-0でXIAN選手の勝利。第三試合はJAK・ジュリ対LESHAR・ED。SFLグランドファイナル以来、精彩を欠くLeShar選手でしたが、3回も新ドリームコンボを決め、見せ場を作りますが、EDの弱点と言える上からの攻撃と読みがさえ、JAKが2-0で勝利しました。第四試合はBig Bird・ラシード対Xian・Dee Jay。すでに1勝している選手同士の対決。拮抗した試合をすると同時に噛み合えばパーフェクト勝利が発生する試合展開。2-1でXianが勝利しました。第五試合のJAK・ジュリ対Oil King・ラシードはOil King選手が勝利。

グループF

グループFはXian選手が2勝、Big Bird選手、JAK選手、Oil King選手が1勝1敗、Uriel Velorio選手とLeShar選手が1敗。6グループ目にして初めて2敗の選手が出ませんでした。

グループGの結果

グループGもFに次ぐ死のグループと言えます。実績のある選手が揃っています。第一試合はJucyjoe・JP対Kilzyou・ジュリ。2-1でJucyjoe選手が勝利しました。第二試合はXiaohai・ベガ対CABA・ガイル。終始試合を支配していたXiaohai選手が2-1で勝利しました。

グループG

第三試合はNuckleDu・ガイル対Nephew・舞。Nephewはジュリがメインキャラでしたが、舞を選択。しかし、インパクトが空振ったり、思わぬバーンアウトを引き起こしたりと、練度がまだ足りない様子が散見され、NuckleDu選手が完勝しました。第四試合はJucyjoe・JPに対してXiaohai選手が舞を出してきます。先ほどXiaohai選手が使ったベガはJPに相性が悪くはないので驚きのピックです。1セット目をJucyjoe選手に取られるもXiaohai選手は舞を続投。辛勝が続きましたがXiaohai選手が2-1で逆転勝利しました。第五試合のKilzyou・ジュリ対NuckleDu・ガイルは、2-1でNuckleDu選手が勝利しました。

グループGは、Xiaohai選手とNuckleDu選手が2勝、Jucyjoe選手が1勝1敗、Caba選手とNEPHEW選手が1敗、KILZYOU選手が2敗となりました。

グループHの結果

グループHは最後の日本人選手であるShuto選手がいます。また、リュウ、ケン、豪鬼、ルークなど、飛び道具と無敵対空技を持つ、いわゆる道着キャラが集まっているのも特徴です。第一試合のLexx・ガイル対AngryBird・ケンは、AngryBird選手がLexx選手を完全に抑え込み2-0で勝利しました。第二試合はSOLE・A.K.I対Juninho-Ras・ルーク。接戦の末、2-1でJuninho-Ras選手が勝利しました。第三試合はShuto・豪鬼対Kusanagi・リュウの一戦。バーンアウト上等と言わんがばかりにドライブゲージをふんだんに使いまくる攻めっけのふたりがまさに殴り合う展開。最後はバーンアウトからスタンさせたShuto選手が2-1で勝利しました。第四試合はLexx・ガイル対SOLE・A.K.I。LEXXの猛攻が刺さり、2-0のストレートでLexxが勝利しました。第五試合はAngryBird・ケン対Shuto・豪鬼。もはやグループHの頂上決戦と言える対決が初日に起こります。終始互角の対戦で3セット目までもつれ込みます。最後はShuto選手が勝利しました。

グループH

グループHは、Shuto選手が2勝、Juninho-Ras選手が1勝、AngryBird選手とLexx選手が1勝1敗、Kusanagi選手が1敗、SOLE選手が2敗となりました。

©CAPCOM

eスポーツを精力的に取材するフリーライター。イベント取材を始め、法律問題、eスポーツマーケットなど、様々な切り口でeスポーツを取り上げる。ゲーム情報誌編集部を経て、フリーランスに。様々なゲーム誌に寄稿しながら、攻略本の執筆も行い、関わった書籍数は50冊以上。現在は、Webや雑誌、Mookなどで活動中。近著に『みんなが知りたかった最新eスポーツの教科書』(秀和システム刊)、『ゲーム業界のしくみと仕事がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社刊)。@digiyas

SCROLL TOP