【今から始めるVALORANT④】初心者におすすめの武器はこれだ——6種類に分かれる武器の特性を把握しよう

【今から始めるVALORANT④】初心者におすすめの武器はこれだ——6種類に分かれる武器の特性を把握しよう

連載4回目となる今回は、『VALORANT』に登場する19種類の武器を解説。「スイフトプレイ」や「アンレート」など、基本的な『VALORANT』のモードでおすすめの武器を紹介していこう。

結論からいうと、プライマリ武器はファントムヴァンダルがおすすめ。ただし、『VALORANT』にマネーシステムが採用されているため、これらの強い武器を毎ラウンド買い続けるのは難しい。各武器の特性を把握して、武器を使い分けることも大切だ。

本記事で武器の種類や特徴をしっかりと覚えていこう。

武器の種類について

武器は大きく分けて近接武器プライマリ武器セカンダリ武器の3種類に分けられる。購入しなくても装備しているのは近接武器と、セカンダリ武器のクラシックのみ。残りの武器やアビリティー、アーマーなどは、購入フェーズ時に購入することで使用可能になるという仕組みだ。

今回は武器の紹介ということで購入フェーズについての詳しい解説は割愛するが、基本的な流れを紹介していこう。

▲ラウンド開始直後の購入フェーズ時に[Bキー]を入力すると、武器やアビリティーを購入できる購入画面が表示される。所持クレジットに応じて武器を買うというのが『VALORANT』の基本ルールだ(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

購入のセオリーとしては、クレジットに余裕がある時はプライマリ武器+アビリティー+アーマーをすべて買い、余裕がない時は次のラウンドでしっかり購入できるように購入を控えめにすること。買い物のパターンはいくつかあるが、初心者はまずこのセオリーどおりに購入することを意識しよう。

▲クレジットに余裕がある時の購入パターン。プライマリ武器はファントムかヴァンダル、アーマーはヘヴィーシールド、あとはエージェントに応じたアビリティーをすべて購入する(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

武器は左クリックで通常の射撃ができる。また右クリックはオルト射撃とも呼ばれ、通常とは違った挙動の弾が撃てたり、照準(ADS)とった拡大表示ができるようになったりできる。

▲基本的に右クリックは照準(ADS)を構える武器が多い。ADS時は球筋が安定したり、遠くまで見えるようになるのが特徴。この状態で左クリックをすればADS越しに射撃ができる(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.)Ç
クレジットについて

武器やアビリティーなどを購入する際に必要なクレジットは一定の条件を満たすと増える。ざっくりいうと直前のラウンドの勝敗に応じてクレジットが増えるという仕組みだ。初心者のうちは、ラウンドに勝てばより多く増えるとだけ覚えておけばOK。

購入画面では次のラウンドでの最低額保証されたクレジットが確認できる。この最低額がヘヴィーシールド+ファントム/ヴァンダルの合計金額である3,900クレジット+アビリティー分を下回らないように購入していこう。



上記の画像のように、クレジット付近にあるアイコンにカーソルを合わせれば、どのような条件でクレジットが増えるのかが確認できるぞ。

武器のダメージについて

敵に与えるダメージは、大きく分けて下記の3つの要素で決定する。プレーヤーのHPは最大100で、ヘヴィーシールド購入すると最大HPは150になる。この150ダメージをひとつの基準としてダメージ効率を考えていくのが『VALORANT』では重要だ。

武器の性能

武器本来の性能によってダメージは異なる。同じ一発でも武器の種類によってダメージは異なるので、武器の基本ダメージはある程度頭に入れておこう。

▲購入画面では特定の武器にカーソルを合わせると、その武器の詳細なデータが確認できる(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

敵との距離

敵との距離によって与えられるダメージが変化する。基本的に敵から離れれば離れるほどダメージは低くなり、距離によってダメージが減少することを距離減衰という。武器の種類によっては、距離減衰がなく、敵との距離に関係なく一定のダメージが与えられるものもある。

ヒットする部位

射撃がヒットする部位によってもダメージが変化する。特に頭部のダメージが最も高く、次いで胴体、脚部というふうに3カ所でダメージが変化する。頭部へのダメージはほかの部位と比較にならないほど大きいので、できるだけ頭部を狙っていきたいところ。初心者にとっては非常に難しいテクニックなので、最低でも胴体を狙えるようにしていきたい。

▲部位によるダメージ変化がもっとも重要。どんなに弱い武器でも頭部にヒットすれば大ダメージが期待できるぞ(© 2024 Riot Games, Inc. All Rights Reserved.

また、頭部を狙って敵をキルすることをヘッドショットといい、キル時の演出も変化する。可能な限りヘッドショットを狙っていこう。

ここからは各武器の特徴を種類ごとに分けて解説していこう。

セカンダリ武器

セカンダリ武器は初期装備でもあるクラシックを筆頭とするサイドアームという武器種のことを示す。一般的にはピストルとも呼ばれ、セカンダリ武器が買えない最初のラウンドや、攻守が交代したばかりのラウンドをピストルラウンドという。

サイドアーム

サイドアームは特色のある5つの武器がある。用途によって使い分けるのがベターだが、初心者ならば初期装備のクラシックがおすすめ。ヘッドショットに自身があるならばシェリフも視野に入れよう。

■クラシック(無料)

クセがなく使いやすいシンプルな武器。オルト射撃(右クリック)で3発動時に発射することもできる。敵との距離が極端に近い時、またジャンプしながらトリッキーに立ち回りたい時に活用しよう。

■ショーティー(300クレジット)

一度に15発の弾を前方に発射する小型のショットガン。敵との距離が非常に近いとこで真価を発揮する武器だ。逆に遠くにいけばいくほど弾がばらけるため、離れた敵には不向き。

■フレンジー(450クレジット)

射撃(左クリック)を入力し続けると連続で弾を発射する小型のマシンガン。ダメージは低いものの連射速度が魅力。近距離での撃ち合いでは走りながら撃っても強い。

■ゴースト(500クレジット)

威力が高く、精度のある武器。サイレンサーが装着されているので射撃音が小さいのも特徴だ。また、近距離ならば頭部のダメージが105なので、アーマー未装備の敵を一発でキルできるポテンシャルがある。

■シェリフ(800クレジット)

非常に威力の高い武器。近距離ならばヘヴィーシールドを装備している敵もヘッドショット一発でキルできる。ただし、射撃後の反動が大きく、値段も高いため上級者向けの武器ともいえる。

プライマリ武器

プライマリ武器は、サブマシンガン、ショットガン、ライフル、スナイパー、マシンガンの5種類に分けられる。初心者におすすめなのは、ライフルだが、サブマシンガンのスペクターやマシンガンのオーディンも使いやすい。

サブマシンガン

発射速度とマガジン(弾の総数)が魅力の武器種。価格帯が低いものの使い勝手がいいので、クレジットが少ないラウンドで購入するのもアリ。

■スティンガー(1,100クレジット)

低価格ではあるが大きく弾がばらけてしまうのが欠点な武器。オルト射撃ならば4発ずつではあるものの弾のばらけを抑えて射撃できるので、狙いを定めたい時はオルト射撃を活用しよう。

■スペクター(1,600クレジット)

威力は低いものの、まとまった弾を連続で発射できる初心者向きの武器。しゃがみ移動しながらでも弾がばらけないのも魅力。遠距離の敵には不向きなので、近距離〜中間距離付近で戦うのがベター。

ショットガン

一度にまとまった弾が発射できる武器種。狙いを定めてヘッドショットを狙うというよりも、密着して大ダメージを与えるといった使い方が要求されるので、使うシーンが限られる。一方で、状況がかみ合えばどんな武器よりも簡単にキルが狙えるのが魅力だ。

■バッキー(850クレジット)

距離に応じた2パターンの射撃が行える武器。通常の射撃(左クリック)は至近距離用、オルト射撃は近距離〜中間距離で高威力となる。非常に強力だが距離による射撃の使い分けが要求されるので初心者には扱いが難しい。

■ジャッジ(1,850クレジット)

一度に12発の弾をまとめて発射できるショットガン。連射性能が高く、至近距離で敵と鉢合わせても連続キルが狙えるほどのポテンシャルがある。狭い通路や角待ちで活用していこう。

ライフル

プライマリ武器の中でオーソドックスな性能を持つライフル。威力が高く、ヘッドショット一発で敵を倒すことができる威力がありながら、連射性能も高く使いやすい。先述したように初心者はファントムかヴァンダルがおすすめだ。

■ブルドッグ(2,050クレジット)

低価格帯のライフル。威力が低く弾がばらけやすいのが難点だが、3発連続で発射できるオルト射撃が強力。オルト射撃ならば弾がばらけにくいため、基本はオルト射撃で使おう。

■ガーディアン(2,250クレジット)

連射はできないものの非常に威力が高いのが魅力のライフル。また、オルト射撃時の照準(ADS)倍率も高く、距離減衰しないため、ぷちスナイパーのような立ち位置で使っていけるのも強みだ。

■ファントム(2,900クレジット)

非常に安定した射撃ができるオーソドックスなライフル。中間距離〜遠距離ではヘッドショット一発でも敵を倒しきれないことがあるのが難点だが、反動が少なく使いやすいのが魅力。

■ヴァンダル(2,900クレジット)

威力に特化したライフル。距離減衰しないのでどんなに離れていてもヘッドショット一発で敵を倒すことができるのが魅力。一方で非常にブレやすく、また敵側から弾が見えてしまうため位置バレしやすい欠点がある。

スナイパー

距離減衰がなく遠距離からの射撃に特化した武器で、基本的にはオルト射撃の照準(ADS)越しで狙いを定めて使う。非常に威力が高いため、使いこなせれば強力だが、小回りが効かないため距離を詰められるとやっかい。マップを熟知していないと使いこなすのは難しい。

■マーシャル(950クレジット)

簡易的なスナイパーの位置づけであるマーシャルだが、頭部にさえヒットさせればどんな距離からでも一発でキルできるポテンシャルを持つ。また照準(ADS)をしていなくても弾がまっすぐ飛ぶ唯一のスナイパーでもある。

■アウトロー(2,400クレジット)

リロードは非常に遅いものの照準(ADS)を構えたまま2連射できるスナイパー。また胴体へのダメージが140なため、ライトシールドを装備している敵でも一発でキルできる。敵のクレジットが少ないラウンドで猛威を振るう武器だ。

■オペレーター(4,700クレジット)

頭部だけでなく胴体にヒットしても150ダメージが与えられる最強の武器。照準(ADS)は2段階あり、より遠くまで見えるようになる。値段が高く、敵に奪われると脅威となる諸刃の剣だが、使いこなせれば非常の頼もしい存在となるだろう。

マシンガン

連射性能と弾数が魅力のマシンガン。高い貫通性能を持ち、分厚い壁も貫通することができる。非常に強力な武器種だが、装備時の移動速度が極端に遅かったり、武器を構える動作が重かったりとデメリットもあるため、その場でどっしりと構えたまま射撃するといった固定砲台的な使い方がおすすめ。

■アレス(1,600クレジット)

オーソドックスなマシンガン。比較的値段も安いため、所持クレジットが少なくフル装備できない時に使うことが多い。照準(ADS)を構えれば球筋が安定して使いやすくなる。

■オーディン(3,200クレジット)

一度に100連射できる強力なマシンガン。照準(ADS)を構えると連射性能がアップするのが特徴だ。敵が侵入してきそうな通り道を塞ぐように撃ち続けるだけでも脅威となる武器。

近接武器

近接武器はいわゆるナイフとも呼ばれる武器で、密着した敵を攻撃することができる。めったに使う機会はないが、右クリックでは強力なダメージを与えることができる。正面より背後からの方が威力が高くなるという特徴もあり、背後から右クリックの攻撃をヒットさせれば一発で倒すこともできる。足音を立てずに歩いて敵の背後に接近し、近接武器で倒せば魅せプレーとして盛り上がること間違いなし!

なお近接武器は、如意棒やハンマーなどさまざまなスキンが存在するが、基本的にモーションが違うだけで性能は同じだ。

まとめ

ということで、今回は武器について解説してきた。何度もいうように初心者におすすめな武器はファントムかヴァンダル。できるだけ弾を集中して戦いたいならファントム。ヘッドショット一発の重みを大切にしたいのであればヴァンダルというように自分のプレースタイルにあった武器を選ぶといいだろう。

また「チームデスマッチ」や「デスマッチ」ではさまざまな武器を使うことができる。ファントムやヴァンダル以外にも使いやすい武器はたくさんあるので、本記事で特性を確認しながら試しに使ってみるのもアリ。

次回は実際に射撃が上達するための練習仕方を解説していこう。

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■関連リンク
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ゲーム好きが高じて、大学を中退したのちゲーム攻略本の出版社に就職。その後、フリーランスのライターとして活動を続け、現在はさまざまなウェブメディアでライター、ディレクター、カメラマン、デザイナーとして活躍。生涯書いた攻略本は200冊以上、インタビュー数はのべ100人以上。最近はゴルフにはまっている。

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