【RIDDLEチームインタビュー】Challengers Japan 2025 Split 2決勝を圧巻のストレートで制し、国内3連覇を達成!

2025年5月17日から18日にかけて、『VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2025 Split 2」のPlayoff Finalsが、千葉県の幕張メッセにて開催されました。
Split 2のPlayoffには、「RIDDLE ORDER」(以下、RIDDLE)、「NOEZ FOXX」、「FENNEL」、「QT DIG∞」、「REJECT」、「MURASH GAMING」の6チームが出場。そのうち上位4チームが、オフラインで開催されるPlayoff Finalsに進出しました。
Day1のセミファイナル(Bo3)では、マッチ1で「RIDDLE ORDER」と「QT DIG∞」、マッチ2で「NOEZ FOXX」と「FENNEL」が対戦。それぞれのマッチで「RIDDLE」と「FENNEL」がともにストレート勝利を決め、Day2のグランドファイナル(Bo5)へと駒を進めました。
グランドファイナルでは、「RIDDLE」が1マップ目を先取。2マップ目のアセントでは、オーバータイムに突入し、激戦の末に18-16で「RIDDLE」が制しました。続く3マップ目でも、勢いのままに「RIDDLE」が勝利し、3-0のストレート勝利で優勝を手にしました。
本記事では、グランドファイナル終了直後に行われたプレスカンファレンスでの「RIDDLE」のインタビューをお届けします。

■Day1 セミファイナル試合結果
RIDDLE [2-0] QT DIG∞
マップ1:13-3(アセント)
マップ2:13-9(アイスボックス)
FENNEL [2-0] NOEZ FOXX
マップ1:13-11(パール)
マップ2:13-5(ヘイヴン)
■Day2 グランドファイナル試合結果
RIDDLE [3-0] FENNEL
マップ1:13-7(フラクチャー)
マップ2:18-16(アセント)
マップ3:13-6(スプリット)
Split 2優勝に輝いた「RIDDLE」チームインタビュー
――優勝おめでとうございます。まずは、試合を終えての感想を教えてください。
Vorzコーチ:Bo5で最初の1マップ目が取れた経験が今まであまりなくて、それが取れたときに、ちょっと逆にやばいかなと個人的には焦っていたんですけど、結果的には3-0で上手くいって良かったです。
試合の内容としては、基本的にはほとんど自分たちのやりたいことが上手くいっていて、2マップ目のオーバータイムで勝ったときには「勝ったな」という気分でいました。
Minty:僕は『VALORANT』のプロを初期のころからやっていて、今年で5年目になるんですけど、日本の公式大会で優勝することが1つの目標であり夢だったので、嬉しいです。
yatsuka:昨年は結構緊張したオフラインだったんですけど、今年はみんなでいつも以上に楽しく挑めた大会だったので、本当に楽しかったです。
JoxJo:Main Stageで「Sengoku Gaming」(現「QT DIG∞」)に負けて、昨年みたいな強さを見せられないのかなと、ちょっと心配でした。でも、どんどんチームが成長して勝ち上がったと感じて、それが嬉しいです。Split 3も頑張ります。
Seoldam:僕は「RIDDLE」でほぼ2年目なんですけど、昨年はみんな初めてだったので、下手なところがあったり、自分のキャラクタープールも足りない部分がありました。ただ、2年目で僕のキャラクタープールも広がってきて、みんなとの連携も合ってきたから、どんどんレベルアップして、今日はいい流れで勝てたと思います。
Caedye:率直に勝てて嬉しいです。キャラクタープールの話でいうと、自分はかなりいろんなエージェントをやるんですけど、「Split 3は何のエージェントをやるのかな?」なんて、もう次のことを考えていたりもします。



――これまで「Challengers Japan」のオフラインというと、長丁場な試合になるイメージがありました。今回はストレートで勝ち切る結果になりましたが、その要因はどんなところにあったと思いますか?
Vorzコーチ:たぶん普段の練習から僕たちのほうが内容が良かった、それだけです。大会を通して、あまりプランが崩れることがなかったです。
Minty:僕は「Challengers Japan」のオフラインが初めてで、緊張するかなと思っていたんですけど、昨日の「QT DIG∞」戦からほどよい緊張感でできて、勝ったあと大丈夫だなと思っていました。
ほかの4人は去年も出ていますし、オフライン経験も多いと思うので、練習でできていたことを本番でアガらずにできたことが大きかったんじゃないかと思います。
――JoxJo選手は、「NORTHEPTION」時代からグランドファイナルの勝率が100%だと思うのですが、それに関する秘訣や作戦の出し方などはありますか?
JoxJo:Bo5では、IGLが大事だと僕は思っています。Bo3だと、誰かがちょっと落ち込んだり、相手の誰かがすごく強くて、マクロは完璧だったけどミクロで負けた、というのは結構あります。
だけど、Bo5は1マップ、2マップと戦っていくなかで、相手のIGLのスタイルが見えてくるんですよ。相手のIGLの動きや判断は、そんなに変わらないんです。僕らは練習通りで、相手の動きに対してどうリアクションするか。僕が大事だと思っているのはその部分です。
だから、毎試合毎スクリムで、それが足りなかったら僕は怒っています。「これをやるべきだったのに、なんでしなかったの」と言って。でも、今はみんなのレベルがどんどん上がって、僕が言わなくても自分たちの判断で動いてくれるようになりました。
僕が思っている大事なことは、相手に対する自分たちの動き、リアクションやコール。それに集中してフィードバックしています。




――Grand Finalでは、昨年「RIDDLE」の運命を変えたと言ってもいいAace選手との対決となりました。yatsuka選手は、今日の試合にどのような気持ちで挑んでいましたか?
yatsuka:昔の戦友ということで、どうしても倒したい相手だったので、今回無事倒せて本当に気持ちがいい限りです(笑)。
――先ほど「FENNEL」のインタビューで、Aace選手が今回の試合で一番強かったのはJoxJo選手で、「俺くらい強かった」と言っていました。そんなAace選手に向けて一言いただけますか。
【参考】FENNELのインタビューにて
――Aace選手に質問です。シーズンを通してでもオフラインのなかでも構いませんが、この選手が強かったなと特に印象に残っている選手はいますか?
Aace:今日のオフラインの話なんですけど、特にJoxJoの撃ち合いが強かったなと感じました。タイミングだったり、単純なエイムも反応速度も、自分より……は言い過ぎました。すいません(笑)。自分と同じぐらい強いなと思いました。
JoxJo:Aaceさんが「FENNEL」に入ったことで、「RIDDLE」にとってはマイナスになったと思う人が多かったと思うんですけど、僕らはMintyが入ったことでプラスになって、もっと強くなったと思います。Aaceさんに自信があっても、僕らの動きは1人だけではどうしようもないので、僕らのほうがもっと強いです。
――Split 3では負けないですか?
JoxJo:僕らは負ける自信がないです。
――それでは最後に、コーチからSplit 3への意気込みを教えてください。
Vorzコーチ:最初だけ勝つのではなくて、最後のSplit 3までしっかり勝って、まずはAscensionに出て、その先まで勝てるように頑張りたいです。またそのときのインタビューで意気込みを言います。




決着のSplit 3、Playoff Finalsは8月23~24日に東京で開催
2025年の「VALORANT Challengers Japan」は、サーキットポイント制を導入した3 Split制で行われています。最後のSplit 3は、7月から8月にかけて開催。3つのSplitを通じて、サーキットポイントを最も多く獲得した上位4チームが、「VCT Ascension Pacific」を目指すPlayoffに挑みます。
今回Split 2で優勝した「RIDDLE」は、90ポイントを獲得。現在140ポイントを獲得しており、2位の「FENNEL」とは50ポイントの差をつけています。「RIDDLE」は獲得ポイントにより、上位4チームに入ることが確定したため、Split 3のPlayoffへの出場が決まりました。
Day2のエンディングでは、Split 3のPlayoff Finalsに関する発表も行われました。Playoff Finalsは、8月23日(土)から24日(日)にかけて、京王アリーナTOKYOにて開催。Playoffの最終2日間にあたり、「VCT Ascension Pacific」への出場権を手にするチームが決まります。
「RIDDLE」は、昨年の「Challengers Japan 2025 Split 2」での優勝から、国内大会を3連覇中。圧倒的な強さを誇る「RIDDLE」が、このまま「VCT Ascension Pacific」への切符を手にするのか。Split 3での戦いも見逃せません。


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