【手越祐也さんインタビュー】「2日間通して一番感じたことは、“やっぱ俺『VALORANT』好きだな”って」

【手越祐也さんインタビュー】「2日間通して一番感じたことは、“やっぱ俺『VALORANT』好きだな”って」

2025年5月17日から18日にかけて、『VALORANT』の国内リーグ「VALORANT Challengers Japan 2025 Split 2」のPlayoff Finalsが、千葉県の幕張メッセにて開催されました。

本大会では、手越祐也さんが公式スペシャルサポーターに就任。オープニングやエンディングでステージに登場したほか、会場でスペシャルウォッチパーティ(Day1ゲスト:TENNN選手、takejさん、Day2ゲスト:Meiy選手、rionさん)を開催するなどして、大会を盛り上げました。

かねてよりゲーム好きを公言する手越さんは、『VALORANT』がリリースされた2020年にも、招待制オフライン大会「EDION VALORANT CUP」にスペシャルゲストとして出演。的確なコメントで大会配信を盛り上げ、視聴者の心をつかみました。

手越さんは『VALORANT』をプレイするだけでなく、国内外の競技シーンも積極的に追いかけており、プライベートで大会を観に行くこともあるというほど。自身のYouTubeチャンネル「手越 GAME HOUSE」では『VALORANT』を中心に取り上げ、ゲストとして選手やキャスターを招いた動画も多数公開しています。

本記事では、Day2のグランドファイナル終了後に行われた、手越さんへのインタビューの内容をお届けします。

オープニングやエンディングでステージに登場した手越さん

ベストシーンは、決勝で魅せたSeoldam選手のネオン

――この2日間を通してご覧になった試合のなかで、手越さんが選ぶベストシーンを教えていただけますか?

手越:うわ~! ありすぎたからなぁ。ちょっと待ってくださいね……。でも、衝撃だったのは、最後にステージ上でもご本人に直接お話を聞きましたが、決勝のマップ3、スプリットでのSeoldam選手のネオンですね。

自分もかなりプレイしていますが、プレイしていればいるほど、そのすごさをわかっていただけると思います。勝っている状況とはいえ、このFinalsの一番大切な舞台で、あんなにイケイケで、味方のカバーももらえない位置に1人でショーティーで突っ込んでいくって。

Seoldam選手って韓国の選手じゃないですか。あれこそが、日本人が学ぶべきメンタリティなのかなと思いましたね。僕自身、いろいろ海外に行ったりしながらサッカー選手の取材もしていますが、やっぱり日本と世界で感じる一番の差ってメンタリティの部分なんです。

決勝の舞台であれだけ楽しめるっていうのが、ちょっとカッコよすぎて。ウォッチパーティをしていて、気づいたら両手で頭抱えてました。「マジで!?」「意味がわからない!」っていうくらいのプレイでしたね。


――試合の内容以外にも、会場をご覧になって印象的だったことがあれば教えてください。

手越:僕はプライベートでも、『VALORANT』のイベントでこの幕張メッセに遊びに来たことがあったので、なんとなく会場の雰囲気は知っていたんです。『VALORANT』は世界大会も含めて、生配信を必ず見るようにしているのですが、やっぱり仕事柄、オープニングの演出などを見てしまうんですよ。照明の使い方とか選手の登場の仕方、そこでの選手たちのオーラだったりとか、そういったところのすごさを感じます。

今まで韓国だったりベルリンだったり、女性大会も含めて、いろいろなところで開催された世界大会の生配信を見てきましたが、オープニングの演出がコンサートみたいですよね。eスポーツの大会で、そこまで演出にこだわっていることに、『VALORANT』シーンの勢いやすごさを感じざるを得ないです。

試合中は会場内ウォッチパーティブースにて配信(左から、rionさん、手越さん、ノブオさん)
リアクションたっぷりに試合を楽しむ姿を見せていた手越さん

『VALORANT』との出会いから、どっぷりハマるまで

――これまでさまざまなところで『VALORANT』愛を伝えてこられた手越さんですが、そもそも『VALORANT』を始めたきっかけは何だったのでしょうか?

手越:実は僕自身が、育てていただいた大きな事務所を辞めて、最初にお仕事したゲームが『VALORANT』なんですよね。「EDION VALORANT CUP」という大会で、そのとき僕はまだ『VALORANT』をプレイしたことがありませんでした。

僕は知ったかぶりしてMCするのが絶対に嫌なので、あくまでもやったことがないと正直に言いつつ、学ぶというスタンスだったらやりますと。それでもいいと言ってくださったので「EDION VALORANT CUP」に出演したのが、最初の『VALORANT』との出会いでした。

ただ、自分自身がプレイを始めたのは3年前くらい。『VALORANT』はすごく面白いゲームだから、これからさらにくるだろうし、もともとFPSゲームが好きだし、自分のYouTubeのゲームチャンネルでたくさんやっていこうということになって、『VALORANT』に思いきり触れるようになりました。

ゲームチャンネルには、『VALORANT』のキャスターや選手、ストリーマーの方々が来て、手取り足取り教えてくださって。そして、今めちゃくちゃハマっているというのが、僕の『VALORANT』の歴史ですね。

――上達していくなかで、どういったところに一番苦労しましたか?

手越:たぶんどのFPSゲームもそうだと思いますが、やっぱり最初ですね。最初は特に誰かとパーティを組んでプレイすると、当然自分のレベルが一番低いじゃないですか。チームメイトが上手いと、『VALORANT』のコンペ(コンペティティブ)はランク帯が合うようになっているので、最初は敵を見つけた瞬間にキルされてしまうんです。

僕は小さな頃からゲームをやっているし、FPSゲームが大好きなので、もう悔しくて仕方がないんですよ。負けず嫌いだし。でも、そこで心折れずに乗り超えるのが、まず一番大事ですね。

いろんな選手に「今の手越さんならこういう練習方法がいいですよ」とか、「こういうエイム練習ソフトを使ってください」とか、そういうのを全部教えてもらって。ハマったものは必ずやるタイプなので、そうやって毎日触るようになって、ランクも少しずつですけど上がるようになりました。

僕はこの見た目も相まって性格上、絶対にコントローラーとイニシエーターができないんですよ。デュエリストかセンチネルしかできなくて(笑)。

でも、僕はいろんな選手のプレイを見るのが大好きなので、大会をたくさん見ていると、「プロの選手はこういうふうにプレイしているんだ」とか、ちょっとした場面でのプリエイムの仕方とか、そういうものが頭に情報として入ってきます。僕のコンペのレベルでもそれを落とし込んでプレイすると、今まで勝てなかった撃ち合いに勝てるようになったり、『VALORANT』の理解度が上がってきたりしましたね。

ステージで試合の見どころや感想を語った手越さん
見どころを的確に語る手越さんに、キャスターのOooDaさんも思わず「解説いけますよ!」とコメント

関われて幸せ――『VALORANT』愛がより深まった2日間

――初日のオープニングでは、ステージで「夢のようです」とおっしゃっていました。改めて、2日間を通して手越さんが一番感じたことや、今の思いを教えてください。

手越:2日間通して一番感じたのは、「やっぱ俺『VALORANT』好きだな」っていうことですね。僕はサッカーが好きで、サッカーキャスターをさせていただいたりもしていますが、好きなものを現場で、選手のそばで、そして観客のそばで熱量を感じられる、これ以上の幸せはないです。

自分はどんなに忙しくても、プライベートで睡眠時間を削って深夜帯に『VALORANT』をプレイしているんです。今も2日後にライブの初日を控えていますが、それでも移動中にはできる限り、『VALORANT』の世界大会、アジア大会、国内大会、すべて見るようにしています。

誰もが24時間しかないなかで、自分のいろいろな時間を削ってでも見たいと思う魅力が詰まった『VALORANT』の舞台。それを日本人が誇りを持って国内の大会で戦っていて、しかも自分の番組のゲストに来てくれた選手も目の前で戦っている。そういう舞台に関われたことは、すごく幸せでした。

改めて、『VALORANT』の魅力だったり選手のすごさだったり、いろいろなことを知れて、より『VALORANT』愛が深くなった2日間でした。

――「VALORANT Challengers Japan」では引き続き、Split 3が夏に行われます。Split 3に向けて、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

手越:僕も最初は、『VALORANT』のルールがわからないところから始まったんですけど、単純なんです。それぞれのキャラクターにアビリティがあったり、マップにギミックがあったりもしますが、爆弾を仕掛けて爆破させるか、それを阻止するか、相手を全滅させるか。それを13ラウンド先取するという、本当にわかりやすいゲームです。

もちろん『VALORANT』がずっと大好きで、僕みたいにいろいろな大会を追っているファンの方は、もう『VALORANT』の魅力を痛いほどわかっていると思います。ただ、僕のことを普段から応援してくださっているファンの方や、ライトユーザーの方もいます。

そういう方に対しては、3年前までライトユーザーだった僕自身が、“なぜ手越祐也がハマったのか”を一番よくわかっているので。それを伝えていけば、きっと皆さんも『VALORANT』にハマってくださる、そんな魅力のあるゲームだと思っています。

こうやって2日間現地で見て、いろいろな体験をさせてもらったからこそ、伝えられるものがあると思います。それをこれから先、Split 3に向けても、1人でも多くの方に伝えていきたいと思っています。

ストリーマーウォッチパーティのブースに手越さんが飛び入り参加する場面も

手越さんのスペシャルウォッチパーティは、アーカイブ視聴可能。視聴チケット(有料)は、こちらより購入できます。Day1アーカイブは5/23(金)23:59まで、Day2アーカイブは5/24(土)23:59まで視聴可能となっています。

©2025 Riot Games, Inc. Used With Permission

■関連リンク

手越祐也さん公式X
「手越 GAME HOUSE」YouTube
「手越 GAME HOUSE」公式X

「VALORANT Challengers Japan」公式X
「VALORANT JAPAN」YouTube
「VALORANT JAPAN」Twitch

SCROLL TOP